2016/12/24
今週の洋楽まとめニュースは、人気ガールズ・グループの話題から。現地時間2016年12月18日にフィフス・ハーモニー(5H)のカミラ・カベロが脱退することを公式Twitterで発表しファンを驚かせた。しかし、発表から一夜明けて初めてカミラがグループとは異なる内容の声明を出した。その中で彼女は、他のメンバーは彼女の将来の意向を以前から知っていた筈で、「このように5Hとの関係を終わらせるつもりはありませんでした」と綴っている。また、メンバーはカミラにもう一度チャンスを与えてくれないかと“懇願し”、ある時はグループ・カウンセリングの時間もセッティングしたが、それもすっぽかされたと主張している。
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カミラ・カベロの声明に5Hが反論「長い話し合いなどなかった」
続いては映画の話題。アニメーション映画『SING/シング』で、スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデの豪華コラボが実現し、エンディング・ソング「フェイス」のミュージック・ビデオが公開された。ミュージック・ビデオでは、アリアナが音楽に合わせて歩きながらスティーヴィーが演奏しているコンサートホールへ向かい、2人が共演するという内容になっている。また、米人気深夜番組『ザ・トゥナイト・ショー』では、ポール・マッカートニーが映画『SING/シング』の声優陣、そしてザ・ルーツと共に息の合ったハーモニーを奏で、クリスマス・シーズンを盛り上げた。
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さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、レイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ feat.グッチ・メイン」が、下位とは僅差ながらも、6週目のNo.1を死守した。予想以上の大ヒットを記録している、レイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ」。本人たちにとっても、6週の首位獲得は想定外だろう。ただ、2位以下とのポイントは僅差に縮まっていて、新曲も続々とランクインしていることから、間もなく首位の座を奪われる可能性は高い。次期No.1候補には、テイラーと元1Dのゼインによるデュエット・ソング、「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」があがっている。
【米ビルボード・ソング・チャート】レイ・シュリマーが引き続き首位をキープ、ゼイン&テイラーのデュエットがTOP10入り
替わって、今週の洋楽チャートは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が約1年ぶりにBillboard JAPAN洋楽チャート“Hot Overseas”を制した。クリスマスの訪れとともに、毎年のようにチャート快進撃を展開し、首位をマークするクリスマス・ソングの定番「恋人たちのクリスマス」。今週、デジタル・セールス、動画再生回数、ストリーミングで洋楽勢断トツのTOPとなり、エアプレイでは8位にリ・エントリー。クリスマス当日にむけて、さらにオンエア回数が増えることが予想される。そんな大ヒット・ソングも、発表当時はアメリカでシングル・リリースされなかったことから、HOT100の対象外となりチャートインしていなかったそうだ。
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そして、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、J.コールの4thアルバム『4・ユア・アイズ・オンリー』が、初動枚数49万枚を獲得し、堂々の首位デビューを果たした。No.1デビューを果たした前作『2014フォレスト・ヒルズ・ドライヴ』(2014年)から2年ぶり、通算4作目となる本作。J.コールは、これで2011年リリースのデビュー作『コール・ワールド:ザ・サイドライン・ストーリー』から、4作全てが首位を獲得し、同時に、R&Bチャート、ラップ・チャートの3冠を、4作連続で制覇したことになる。リリースしたアルバムは毎回大ヒットするため、流行り云々ではなく、アルバム・アーティストとして人気があると言えるだろう。
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