2016/12/15
12月15日はイギリスのパンクバンド、ザ・クラッシュの元ベーシストとして知られるポール・シムノンの61歳の誕生日。
シムノンといえば、ザ・クラッシュの最高傑作といわれる『ロンドン・コーリング』(1979年)のジャケットに採用された、衝動的にベースを叩き壊す姿があまりにも有名。今も“パンクの象徴”とされる同シーンが収められたのは、1979年9月のニューヨーク・パラディウム。当時シムノンは23歳だった。
1970年代後半、若者から絶大な支持を集め隆盛を極めたパンク・ムーヴメントの旗手たちも、今やすっかり還暦世代に。しかし、元セックス・ピストルズのジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)を筆頭に、現在も多くの元パンク・ヒーローたちが精力的にロック・シーンに貢献し続けている。ポール・シムノンもその一人だ。2000年代以降はザ・グッド、ザ・バッド&ザ・クイーンの結成やゴリラズへのゲスト参加など、ブラーのデーモン・アルバーンとともに音楽活動をおこない、ザ・クラッシュを知らない世代にも改めてその功績と実力を知らしめている。また、近年は画家としても活躍し、ロンドンで個展をおこなうほか、ザ・クラッシュのファンの間で話題となったザ・クラッシュの「ラジカセ型」限定CDボックス・セット(2013年)のデザインを手がけるなど、マルチな才能を発揮している。
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