2016/12/14
レイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ feat.グッチ・メイン」が、5週目の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
視聴回数が圧倒的に良く、ストリーミング・ポイントを稼ぎ5週目の首位をマークした、レイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ」。ただ、2位以下との数字は僅差になってきていて、6週目の首位獲得は厳しそうな状況だ。
下位からは、先週のアルバム・チャートで首位デビューを果たした、ザ・ウィークエンドの「スターボーイ」(2位)や、徐々にポイントを伸ばしつつある、ブルーノ・マーズの「24K・マジック」(4位)、マルーン5の「ドント・ワナ・ノウ feat.ケンドリック・ラマー」(7位)、そして今週TOP10入りを果たした、マシン・ガン・ケリーとフィフス・ハーモニーのカミラ・カベロのデュエット曲、「バッド・シングス」(10位)などが、ランクアップしている。
デュエット曲では、テイラー・スウィフトと元ワン・ダイレクションのゼインによる、「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」も、次週上位にデビューすることが予想される。
この曲は、2015年2月に公開さた映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編として、2017年2月10日に公開される『フィフティ・シェイズ・ダーカー』のサントラに起用されていて、12月9日に急遽リリースされると、早速ダウンロード・チャートでNo.1を獲得するヒットを記録している。オーディオ・ビデオやミュージック・ビデオが公開されれば、TOP10入りは間違いないだろう。
先週、23位にリエントリーを果たした、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」は、さらにランクアップし17位まで浮上。HOT100チャートでの最高位は11位で、もしかしたら今年は、その記録を更新するかもしれない。
また、ボビー・ヘルムズの「ジングル・ベル・ロック」が35位、ブレンダ・リーの「ロッキン・アラウンド ザ・クリスマス・ツリー」が37位にリエントリーするなど、ホリデー・シーズンの定番曲が続々とランクインしている。ペンタトニックスの「ハレルヤ」も、先週の56位から45位へ上昇、アルバム『ペンタトニックス・クリスマス』も、週間セールス10万枚を突破し、アルバム・チャートで3位に踏みとどまっている。
先週の30位から20位へ急上昇したのは、リアーナの新曲「ラヴ・オン・ザ・ブレイン」。2016年間アルバム・チャート5位にランクインした、アルバム『アンチ』からの4thシングルとして9月にリリースされ、5月の【ビルボード・ミュージック・アワード・2016】や、8月に開催された【MTV・ミュージック・アワード】などでパフォーマンスしたことが話題となり、登場8週目でTOP20入りを果たした。『アンチ』からは、「ワーク」と「ニーデド・ミー」の2曲がTOP10入りを果たしている。
そのリアーナの「ワーク」でパートナーを務めたドレイクの新曲「フェイク・ラブ」は11位に停滞しているが、次週以降TOP10入りすることは間違いないだろう。この曲が収録される予定の新作『モア・ライフ』は、当初12月の発売予定だったが、彼のマネージャーが2017年の発売になると、12月10日に発表している。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、14日22時以降となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「ブラック・ビートルズ」レイ・シュリマー feat.グッチ・メイン
2位「スターボーイ」ザ・ウィークエンド feat.ダフト・パンク
3位「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ feat.ホールジー
4位「24K・マジック」ブルーノ・マーズ
5位「サイド・トゥ・サイド」アリアナ・グランデ feat.ニッキー・ミナージュ
6位「ジュジュ・オン・ダット・ビート」ゼイ・ヒルフィガー&ゼイオン・マッコール
7位「ドント・ワナ・ノウ」マルーン5 feat.ケンドリック・ラマー
8位「レット・ミー・ラブ・ユー」DJスネイク feat.ジャスティン・ビーバー
9位「ヒーゼンズ」トゥエンティ・ワン・パイロッツ
10位「バッド・シングス」マシン・ガン・ケリー&カミラ・カベロ
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