2016/11/27 14:20
メインボーカルの湊あかねが“歌うまアイドル”としてTVでも注目を集める平均年齢27歳の大人アイドル・prediaが、結成6周年記念日となる11月23日に柏PALOOZAにてライブを開催した。
本ライブは、現在開催している6周年ツアー【predia 6th Anniversary tour】の柏PALOOZA公演。この日の昼には、様々なアーティストとの対決を掲げている「predia Attack」企画で、prediaメンバーがSNS上でも“大好き”と公言する3人組シンガーソングライター、WHITE JAMとの対バンライブが行われていた。そして、18時開演のツアー公演では新衣装でのパフォーマンスや「predia6周年の記念日」を祝うサプライズなど興奮と感動が入り混じる展開が続く。またアンコールには、沢口けいこがメインボーカルを務める(?)といった展開もあり、prediaは記念日に相応しい賑やかな一日をファンと共有したのだった。
<「predia、ついに6歳になりました!」 湊あかね、村上瑠美奈に引けをとらない新たなボーカリストを再認識>
ファイナルツアー・Zepp Tokyo前、最後の単独公演となった本ライブだが、初の柏ワンマンにも関わらずチケットはソールドアウト。超満員の会場にて、prediaは「Voyage」にてライブをスタートさせる。メンバーは身を乗り出してファンを鼓舞し、「BABY KISS」も披露していった序盤、パーティーは急加速で大賑わいをみせていた。「prediaついに6歳になりました!」各メンバーの個性あふれる自己紹介を挟み、「HEY BOY」~「image」~「DIAMOND HIGH HEELS」といった久々の楽曲をリミックスメドレーでパフォーマンス。これまでprediaを支えてきてくれた名曲へ、ファンもまた大きな声援でリスペクトを示し、アップテンポ過ぎないアレンジは大人なダンスフロアを作り上げていた。
また、この日の「Tears Again」では思わず動揺してしまった。湊あかね、村上瑠美奈、桜子の3人で歌唱披露される本楽曲は、切なくも前向きな大人バラードで、ウィンターシーズンにもピッタリなナンバーだ。その物語を、TVでも“歌うまアイドル”代表として活躍する湊あかねの全身で支える太く伸びのある歌声を軸に、同じくメインボーカルの村上瑠美奈が表情を声に乗せて展開していく。そして、桜子だが、甚だしいスキルアップもあり、怪物級の2人に背中を預けてのびのびと演じ、“私はこうなんだ!”という強い意志をもった自由な表現をみせていたのだ。このパフォーマンスには度肝を抜かれ、prediaにはまだ凄まじいボーカリストがいたのかと改めて認識させられたのだった。
その後、“predia6周年にちなんだ俳句”が音声で紹介され、まだまだ今宵の宴が賑わっていくのを感じさせた。
「毎日思ふ みんなに出逢えて ハッピース!」岡村明奈
「泣き虫は いつまで経っても 治らない」水野まい
「けいこでーす。今が一番、楽しいよ~」沢口けいこ
「これからも ギャグマシーン わっしょい!」松本ルナ
「少しずつ 踊れるように なったんだぁ」湊あかね
「これからも 歌って踊る 瑠美奈だよ~」村木瑠美奈
「6年で 増えたり減ったり 7キロも」林弓束
「ありがとう 6年間が 宝だよ。」桜子
「しかし今日な、大好きな家族みんなでパーリィナイト!!」まえだゆう
「玲子のね 成長したとこ 吐息かな?」青山玲子
<華やかな新衣装をお披露目、来年の年明けはprediaが飾る!! そして青山玲子がセクシーすぎて危険>
一度ハケたメンバーの登場が待たれる中、三線の音色が流れる。そして“和”がテーマとなったゴールドの新衣装とともに可憐に登場。来年1月にリリースする「禁断のマスカレード」が披露された。「おめでたい感じ」とメンバーも口にしていたが今回の衣装を着た彼女たちには是非、新曲とともに各所で年明けを華々しく飾ってほしい。
また、続く「Crazy Cat」では間奏にセリフがいれられ、それを青山玲子がセクシーなボイスでつぶやく。甘い吐息が交じるセリフからは危険な香りが放たれ、聴く者を悩殺。ゆえに、青山玲子がセクシーすぎて危険であることは間違いない。
<桜子が涙して語るprediaの6年間……旧メンバーの和泉テルミ、竹田愛も登場し12人で「Do The Party!!」>
「ラストスパート、行けますか?」この号令とともに、4曲が立て続けに披露された。ワンマンライブではお馴染みの楽曲たちだが、音のアレンジに加え、ステージでみられるprediaのパフォーマンスへも随所にアレンジが施されていた。フォーメーションバランス、ダンス、歌唱構成などあらゆる角度で挑戦し、それを体現しようと必死に感覚を体に入れ込んでいた。その反動は、シンプルに大変疲れるというものだろう。パフォーマンス後のMCでは、すごく呼吸がみだれ、柱にもたれてしまうほどだった。それほどの全身全霊のアクトを目の当たりにし、清々しく感じるとともに、熱くなるものが沸き起こっていた。
MCは続き、話題は「predia6周年」に。そこで「こういう時って、なんか照れるじゃん。だからあんまり話さないんだけど……」と桜子が口をあけた。会場からの「おぉ!」にツンとした反応を照れ隠しで返しつつ、言葉をつなげた。途中から加入した彼女は「実質6年間いたわけじゃ無いけど……(今こうして)ここにいるのは、最初からprediaとしていてくれたメンバーがいたからじゃん。……だから、ありがとう」と、結成からprediaに携わってきたメンバー、スタッフ、ファンへ感謝を伝え、そして自身がこれからもメンバーの一員として活躍していくことを、涙を浮かべながら約束した。これにつられて水野まいも感涙、また林弓束は「このメンバー10人でステージに立てていることが本当に嬉しくて……」と支えとなった方々に対する想い語る。そこで、そんな想いを込めた言葉をメンバーで紡いだナンバー「You're my Hero」を、心をひとつに揃え横並びのまま歌唱した。照れくささもあたかもしれない。震える声を勢いでごまかし、丁寧に歌い上げる。しかし、本当の彼女たちの“ありがとう”のメッセージを受け取らない観衆は誰一人いなかっただろう。しっかり大事に、胸に響いていたはずだ。
ライブもいよいよ本編ラスト。「Do The Party!!」の曲振りをしたのだが、流れたのは「ハッピーバースデー」の曲だった。そこで「predia、6歳のお誕生日おめでとう」と旧メンバー、和泉テルミと竹田愛が登場。お祝いに駆け付けた2人も一緒に、12人で「Do The Party!!」をハッピーバースデー・リミックスで披露し本編を締めくくった。
<新メインボーカル・沢口けいこ!? 「THE KEICALL」披露!>
さらにこの日、アンコールでも新たな歌姫が誕生した。11月29日のpredia最年少・沢口けいこの誕生日を祝ったスペシャルなライブが始まり、「The Call」を沢口けいこが全編メイン歌唱、全編「けいこ」コールが巻き起こったのだった。これは彼女自身のTwitterで「THE KEICALL」(けいコール)と称し、真相の動画も公開している。(http://bit.ly/2grD5hd)なお、誕生日当日をちょうど過ぎた29日24:00~はアシスタントパーソナリティを務めるWEBラジオ番組『鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト』に出演する。
prediaインディーズ時代のデビューシングル曲「Dia Love」で大盛況のうちに幕を閉じたこの日のライブは、ホントに“おめでたい”幸せな時間がずっと流れていた。今後prediaは、12月28日に6周年ツアーファイナル Zepp Tokyo公演を開催、来年1月25日には新シングル『禁断のマスカレード』をリリースする。そのほかにも、学園祭への出演やリリースイベントも控えているので、彼女たちの音楽、パフォーマンスを生で楽しんでみてほしい。また旧メンバーの和泉テルミと竹田愛が言っていたように“全部”参加して、新たな発見をする楽しみ方もあるかもしれない。
◎【predia 6th Anniversary tour】
11月23日(水・祝)柏PALOOZA セットリスト
1. Voyage
2. Dream of Love
3. Going to Ride
4. BABY KISS
5. 美しき孤独たち
6. HEY BOY(メドレー)
7. image(メドレー)
8. DIAMOND HIGH HEELS(メドレー)
9. 名もなき白い花は消え逝く
10. Tears Again
11. 禁断のマスカレード
12. Crazy Cat(Remix)
13. 刹那の夜の中で
14. Tokyo Love Affair(Remix)
15. イトシキヒトへ(Remix)
16. 壊れた愛の果てに(Remix)
17. You're my Hero
18. Do The Party!!
En1. The Call
En2. Dia Love
◎【predia 6th Anniversary tour FINAL】
12月28日(水)Zepp Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00
◎NEWシングル『禁断のマスカレード』
2017/01/25 RELEASE
[Type-A(CDMS+DVD)]CRCP-10368 / 1,852円(tax out.)
[Type-B(CDMS)]CRCP-10369 / 926円(tax out.)
[Type-C(CDMS)]CRCP-10370 / 926円(tax out.)
取材:古川泰佑
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