2016/11/13
11月13日は女優、コメディエンヌ、そして歌手のウーピー・ゴールドバーグの61歳の誕生日。彼女が主演を務めた1993年のヒット作『天使にラブ・ソングを2』は、公開から20年以上経った今も多くのブラック・ミュージック・ファンにとって特別な映画だろう。
修道院にかくまわれたクラブ歌手が巻き起こす騒動をコミカル&ミュージカルタッチに描き、大ヒットを記録した1992年ヒット作『天使にラブ・ソングを』。その続編として、ほぼ同じキャストで挑んだ『天使にラブ・ソングを2』は、舞台を修道院から高校に移し、クセ者揃いの音楽クラスの生徒たちを聖歌隊としてまとめあげていくというストーリー。「Oh Happy Day」や「Joyful Joyful」など現代ゴスペルのスタンダードが数多く飛び出す展開は、音楽ファンなら誰もが心踊るものだろう。そして、このクラスの中心人物を演じたのが、90年代を代表する歌姫ローリン・ヒルだ。当時まだ10代だった彼女の、類稀な歌唱力と圧倒的な存在感は、映画の大ヒットとともに世界中に衝撃を与え、日本でも多くの音楽ファンが彼女の虜になった。以降、ローリンはフージーズとして、そしてソロ・シンガーとして成功を収めることになったのだ。そして、ウーピーは2007年の「女優引退」発言を機に、映画やドラマは特別ゲストや本人としての出演など最小限にとどめ、バラエティやトーク番組への出演に芸能活動をシフトしている。
80~90年代のリバイバルものがアツい現在の音楽シーン。ホリデーシーズンにもぴったりの90年代名作『天使にラブ・ソングを』シリーズを、この冬、久々に見直してみてはいかがだろう。
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