2016/11/07 18:00
本人の申し出により無期限の活動休止を発表している藍井エイルが、11月4、5日に日本武道館にてワンマン公演【Eir Aoi 5th Anniversary Special Live 2016 ~LAST BLUE~ at 日本武道館】を開催。5年間の活動で発表してきた全シングルを含む24曲を熱唱し、休止前のラストライブを大団円で締めくくった。
<突然の休止発表、休止前最後の武道館2DAYSは青一色の会場からスタート>
度重なる体調不良で休養している最中の今年8月に報じられた突然の活動休止宣言は、多くのファンに衝撃を与えた。その後、今回のラストライブに先んじて2枚同時でリリースされたベスト盤『BEST -E-』『BEST -A-』は、10月31日付けのBillboard JAPAN週間アルバムセールスチャート“Top Albums Sales”で初登場2位と3位を記録。改めてその人気を自ら証明して見せた。
そして11月5日、武道館には開演前から大観衆が詰めかけ、休止に向かう藍井エイルのステージを見守り、支え続けた。照明と観客のペンライトで全面ブルーに染められた会場に現れた彼女は、アニメ『キルラキル』オープニングに起用されていた「シリウス」よりライブをスタート。クールな黒を基調にキュートな青と紫を配した彼女らしい豪華な衣装を身にまとい、序盤から時に鬼気迫るほどの迫力を見せながら、力強いメロディに渾身の思いを込めて歌い続けた。
<繋がることを恐れずに進む勇気を届ける全身全霊のアクト>
エネルギッシュなサウンドの中を突き抜けてくるメロディを伸びやかに表現した「コバルト・スカイ」も、“永遠じゃなくても / 完璧じゃなくても”と繋がることを恐れずに進み勇気を届ける「GENESIS」も歌唱。先に紹介したベスト盤収録の新曲「アカツキ」と「レイニーデイ」を披露する一幕も交えながら、中盤からはアップテンポの楽曲を畳みかけ、会場中のクラップや合唱が沸き起こるハッピーな瞬間を何度も共有した。
当然、各々には“活動休止前のラストステージ”という思いが強くあっただろう。それでも時に弾けるような笑顔を見せながら、全員で一緒に高みを目指していく藍井エイルのライブスタイルは、この日も終始貫かれていた。残された僅かな時間を最高の瞬間にするため、全員が本気になって一丸となっていくその迫力は、武道館を幾度となく地鳴りのように揺らした。
<「この5年間は、みんながいたから、すごくかけがえの無いものになりました」>
インターバルやMCもほどほどに全速力で駆け抜け、ライブ終盤、「最後まで全身全霊を込めて全力で、歌を届けていきたいと思いますので、みんなも全力で最後まで思いっ切り楽しんでいってください!」と叫んだ彼女は、今夏に発表した最新シングル曲「翼」と代表曲のひとつである「INNOCENCE」を歌い上げると、最後は両耳に差していたイヤモニを外した。パノラマに広がる光景から沸き起こる大歓声を一音も聞き漏らさないよう、何度も何度も客席を見渡しながら、ゆっくりとステージを後にした。
アンコールに応えて赤いチェックの衣装で再登場した彼女は、溢れる感謝の気持ちに涙が止まらなかった。「私の人生にとって、この5年間は、みんながいたから、すごくかけがえの無いものになりました」と、絞り出すように、それでもしっかりと自らの言葉で伝えた。
そしてメジャーデビュー前に発表した始まりの1曲「frozen eyez」、自身の大きなテーマのひとつである“繋がること”をまっすぐに届ける「ツナガルオモイ」、最後の最後を“ありがとう”の言葉で締めくくる「虹の音」。何度も泣き崩れそうになりながら最後まで気丈に前を向いて3曲を歌い切り、藍井エイルは【LAST BLUE】と題した活動休止前のラストライブに幕を下ろしたのだった。
◎ラストソング「虹の音」歌唱直前のMCより抜粋
大切な5年間を振り返ると、感謝の気持ちがたくさん溢れてました。ありがとうございます。
私を見つけてくれて、ありがとう。
私と出会ってくれて、ありがとう。
私の楽曲を愛してくれて、ありがとう。
いつも元気な言葉をかけてくれて、ありがとう。
素敵な笑顔をいつも見せてくれて、ありがとう。
いつもこの小さい背中を押してくれて、ありがとう。
あったかい手のひら、いつもありがとう。
大切な時間を一緒に作ってくれて、ありがとう。
かけがえの無い思い出をいっぱいくれて、ありがとう。
一生分くらいの幸せな時間をくれて、ありがとう。
支えてくれたファンの皆様と、スタッフの皆さんに、心から感謝します。
本当に本当に5年間支えてくれて、ありがとうございました!
◎【Eir Aoi 5th Anniversary Special Live 2016 ~LAST BLUE~ at 日本武道館】
2016/11/05(土) at 日本武道館
01.シリウス
02.AURORA
03.コバルト・スカイ
04.アヴァロン・ブルー
05.GENESIS
06.アカツキ
07.クロイウタ
08.KASUMI
09.Lament
10.MEMORIA
11.HaNaZaKaRi
12.アクセンティア
13.レイニーデイ
14.シューゲイザー
15.シンシアの光
16.ラピスラズリ
17.IGNITE
18.Bright Future
19.サンビカ
20.翼
21.INNOCENCE
En1.frozen eyez
En2.ツナガルオモイ
En3.虹の音
◎Blu-ray&DVD『Eir Aoi 5th Anniversary Special Live 2016 ~LAST BLUE~ at 日本武道館』
2016年2月15日 RELEASE
[Blu-ray初回生産限定盤] SEXL-90~92 9,800円(tax in)
・Blu-ray+2ライブCD+Photobook
[DVD初回生産限定盤] SEBL-223~226 9,800円(tax in)
・2DVD+2ライブCD+Photobook
[Blu-ray通常盤] SEXL-93 6,200円(tax in)
[DVD通常盤] SEBL-227~228 6,200円(tax in)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
Mrs. GREEN APPLE「familie」自身19曲目のストリーミング累計1億回再生突破
2
<ライブレポート>Revo、“サンホラの沼”へ誘う圧巻のパフォーマンスを見せた【Revo's Halloween Party 2024】1日目
3
REIKO×JUNON(BE:FIRST)のクリスマスを描く、清水翔太が作詞・作曲「First Christmas」MV公開
4
師走恒例【サントリー1万人の第九】に絢香/田中圭らが登場 大阪・関西万博【1万人の第九】開催発表に会場歓喜
5
「嘘解きレトリック」「もう9話なのに、ライバルになりそうな悪役が登場とは」「シ-ズン2、絶対必要だと思うんだけど」
インタビュー・タイムマシン
注目の画像