2016/10/14 14:33
「超入門!落語THE MOVIE」取材会が14日、東京都内で行われ、番組案内人を務める濱田岳、ドラマパ-トに出演した前田敦子、鈴木福、番組内で落語を担当する林家たい平が出席した。
落語に完璧な「アテブリ芝居」をかぶせてみたら…という考えのもと、本来“想像”で楽しむ落語を、あえて映像化。噺家の語りに合わせて再現役者の口が動く、いわゆる「リップシンク(口パク)」に徹底的にこだわり、ドラマ仕立てで落語内の世界観を表現する。
初回放送で古今亭菊之丞が語る「お見立て」で、花魁の喜瀬川を演じた前田は「これまで体験したことのない撮影だったのですごく大変だった」と現場での苦労を吐露。
当初は「落語家の皆さんの声だけで完璧に出来上がっている世界観なので、これを(自分は)どうしたらいいのかなという素朴な疑問があった」と戸惑いもあったようだが、「すごくいい体験をさせてもらったと思う」と笑顔を見せた。
撮影に当たっては「毎日何十回と(落語を)聞きながら、いろんな所で口パクして練習した」という前田。撮影現場では実際の落語が流れている中での芝居となったが、「たくさん聴いているうちに、(落語の)リズムが心地良くて、何となく覚えることができた」と明かし、完全な“口パク”演技だったのかを尋ねられると「ちっちゃい声でしゃべりながらやっていた」と明かした。
前田の映像を見たたい平も「僕も『お見立て』をやっていますが、そうか、花魁はこういう表情をするのかと、改めて役者さんの演技から感じるところもあって、すごく楽しかった」と褒めた。「もう(覚えちゃったから)一席できるよね」とほほ笑みかけると、前田も「(声を)合わせながらだったら」と応じた。
改めて落語の魅力を問われた前田は「声だけで七変化して、いくらでも表現ってあるんだなと思った」と答えた。今回の演目一つを取っても「仕事的にも、娯楽としてすごく楽しませてもらえるものなんだなと知った」といい「落語にハマっている同世代の友達がいるので、その友達にいろんな落語家さんを紹介してもらいたい」と語った。
番組は、NHK総合で19日午後10時50分から毎週水曜日に放送。
(左から)濱田岳、前田敦子、鈴木福、林家たい平
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