2016/09/17
スタジオジブリの長編最新作であり海外スタジオとの初共同製作となる『レッドタートル ある島の物語』が、9月17日より全国126スクリーンで公開された。
『思い出のマーニー』以来2年ぶりのスタジオジブリ作品となる本作は、5月末に開催された第69回カンヌ国際映画祭で<ある視点>部門で特別賞を受賞。第73回アカデミー賞短編アニメ賞受賞の『岸辺のふたり』を手掛けたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督がスタジオジブリからのオファーを受け監督を務めている。全編“セリフ無し”で描かれている本作の公開初日には20代~40代の観客も多く訪れ、大人向けのアニメーションとしても注目の高さがうかがえた。観終わった観客からは、圧倒的なアニメーションの描写、物語の持つテーマ性の深さに感嘆の声が聞こえた。
本作に構想10年、制作に8年を費やしたスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーは、「それにしても長かった。まぁ、高畑さんの『かぐや姫の物語』も8年かかったので、慣れっこですが」と、作品を世に送り出す苦節を振り返り苦笑。そして、「マイケル監督の描く、普遍的な愛の物語をどのように感じていただけたのか、皆さんの感想が楽しみです!」とコメントしている。
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