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2016/09/09 16:15

クルム伊達公子、錦織圭の“気持ちの切り替え”を絶賛 全米オ-プン4強入りで「異次元に行ってしまった」

 オ-プニングイベントに出席したクルム伊達公子選手
 アディダス ジャパンの体験型ギャラリ-「FIND FOCUS LOCKER ROOM」オ-プニングイベントが9日、東京都内で行われ、プロテニスプレ-ヤ-のクルム伊達公子選手が出席した。
 ギャラリ-は“勝負前、無への時間に着用するウェア”「ADIDAS Z.N.E.HOODIE」のロ-ンチキャンペ-ンの一環として開催され、真っ白なロッカ-ル-ム内では香川真司選手、内田篤人選手、クルム伊達選手、坂本勇人選手、白濱亜嵐(EXILE)の“勝負前の無になる秘訣(ひけつ)”が楽しめる。
 クルム伊達選手は、かつて「東レ パン・パシフィック・オ-プン・テニスト-ナメント」でアランチャ・サンチェス・ビカリオ選手に勝利した際に、極限の集中状態“ゾ-ン”に入ったと明かし、「一度体験したのは、1試合を通してボ-ルがスロ-モ-ションで見えて、すべてが鮮明に見えたことがありました。自分のやることなすこと全てがうまくいくし、考えることもシンプルで」と振り返った。
 先に行われた全米オ-プンでアンディ・マリ-選手を破り4強入りした錦織圭選手についても「彼はオンコ-トに限って言うと、気持ちの切り替えが一番の強み。オフコ-トではのほほんとして普通の男の子という感じだけど、コ-トに入ると試合モ-ドになるのが見ると分かる」と分析し、「昨日の試合においてもそのあたりが成長の証というか。でも今回の勝利は彼がもう異次元に行ってしまっているといえると思う」と語り、苦笑いを浮かべた。
 今年4月に膝の手術を受け、現在はコ-ト復帰を目指してリハビリ中とあって「テニスはメンタルのスポ-ツ。常にポジティブなイメ-ジを持ち続けることが必要な条件だと思います」と語り、「“無”になることはアスリ-トにとって極限であり追い求めるところ。アスリ-トである以上、目指すところは勝利ではあるけど、極限の域というのは特別なものだと思う。それを感じられる瞬間でした」とイベントを振り返った。

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