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2016/08/02

ブラジルの動物達の歌声とピアノが織りなす、ファビオ・カラムルーによる革新的な作品が完成、ドローンによる撮影のMVも公開

 ブラジル・サンパウロ出身のピアニスト、ファビオ・カラムルーが新作『EcoMúsica』を2016年9月7日にリリースする。

 80年代にフランス政府のスカラシップを受け、アルフレッド・コルトーの門下生にして、かのガブリエル・フォーレのお気に入りとして知られた伝説的な女性ピアニストであるマグダ・タリアフェロに師事。ジョビンの研究によりサンパウロ大学で修士号を取得、ブラジル国内にてジョビンの偉大なる専門家の一人として知られることとなる。また映画、演劇、ダンスなど様々な分野で活動し、革新的なプロジェクトを進めている。

 『EcoMúsica』は、ブラジルの動物たちのフィールド・レコーディングと共に録音したピアノ作品。ブラジル・カンピーナス州立大学内ににある世界最大のサウンドライブラリーの一つとして知られるFNJVより提供された1970年代より収集されているサビアやスズドリといった野鳥のさえずりやカエル、コオロギなど様々な虫達の鳴き声と共に即興的にピアノ演奏を録音。対位法から無調、ブルースのコード進行、モーダルなメロディーなど、ファビオの音楽的背景に無限に広がる奥行きを感じさせながらもコンテンポラリーに偏らず、瑞々しいピアノが動物達との会話の中で戯れるように生き生きと展開されている。動物達の歌声から水辺に透き通る光、風にざわめく木々と止まらないイマジネーションが楽園へと誘うニューエイジ・ピアノ・アンビエントの金字塔とも言える作品だ。

 現在、ドローンを使ってブラジルの広大な自然を撮影した収録曲「Cigarra」のミュージック・ビデオも公開されている。

◎「Cigarra」MV
https://youtu.be/JzjcTxuYJYU

◎『EcoMúsica』トラックリスト
01. cigarra
02. bem-te-vi
03. tico-tico
04. sapo-cururu
05. quero-quero
06. grilo
07. uirapuru
08. tangara
09. araponga
10. anu-branco
11. canario-da-terra
12. tuim
13. sabia
14. arara-azul

◎リリース情報
『EcoMúsica』
ファビオ・カラムルー
2016/9/7 RELEASE
INFO: flau http://flau.jp/releases/60.html