2016/07/27
ファレル・ウィリアムスは、ジェイ・Zからマイリー・サイラス、エド・シーラン、スヌープ・ドッグに至るまで、その限りないエネルギーとクリエイティビティで音楽業界に広く影響を及ぼしてきた存在だが、ラッパーでプロデューサーのタイラー・ザ・クリエイターも自身のヒップホップグループ、オッド・フューチャーを結成するのにファレルからの直接的な影響があったそうだ。熱のこもった文章をフェイスブックに投稿し、明らかにしている。
タイラーは7月25日、ファレルの影響力について力説する800語全て大文字の文章を掲載。「ワォ、10年か。俺を形作ったアルバムのリリースから3,650日だ。ファレル・ウィリアムスの『イン・マイ・マインド』さ。当時15歳の俺は、ホーソン高校のサマースクールに出席していて、ほとんど毎晩、いろんなドイツ語サイトでこのアルバムに関するちょっとした情報を見つけようと夢中になっていた。ザ・ネプチューンズ(ファレルとチャド・ヒューゴによるプロデューサー・チーム)やそれに関することが見つかるあらゆる雑誌を買い漁る、いわゆるマニアだった」
タイラーはファレルとザ・ネプチューンズのありとあらゆる作品に加え、ファレルが手掛けるファッションブランド、BBC/Ice Creamの全ての服を把握しているとも綴っている。実際、2002年から2005年のファレルのあらゆる出演を録ったVHSのビデオテープを今でも持っているそうだ。グウェン・ステファニーとの「キャン・アイ・ハヴ・イット・ライク・ザット」やスヌープ・ドッグとチャーリー・ウィルソンとの「ザット・ガール」をはじめ、スリム・サグ、ジェイ・Z、プシャ・T、ネリー、カニエ・ウェストなどとのコラボ曲をフィーチャーした、ファレルの2006年の同ソロデビュー作品。タイラーは、「このアルバムには異なるスタイルやサウンドが幅広くあって、だからこんなに惹きつけられたんだろう。あなた(ファレル)は一つのサウンドにこだわらず、“粘着力のある”壁に創造力を阻まれないようにしていた。この事が俺も自分のアルバムに幅広いスタイルを持たせることになったんだと思う」などと述べている。
なお、「15歳で、黒人で、仲間の多くが何に夢中になっているかなんて全く興味なかった。それで色んな事を感じるようになったんだろう。俺は楽観的な子供で、いつも空想にふけて目標を設定していた。あなたが直接俺に話しかけていた気がしていたんだ」と綴っているタイラー。最後には、ファレルがシンプルに“間違いない”と思わせてくれたことが、その夏のオッド・フューチャー結成につながったと述べている。
「10年後の今、俺はビジネスでも若い実業家としても多くのことで成功を収めている人間だけど、すべてはお前なら出来るとあなたが言ったことを信じたからなのです」
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