2016/07/23
世界のバレエ・カンパニーでトップ・スターとの名高いダンサーだけが集う豪華公演『オールスター・バレエ・ガラ』が、7月23日から2プログラム各2日間の日程で開催される。7月22日からは衣装を着けて本番さながらの最終リハーサルが行われた。
ボリショイ・バレエからは、息を呑む優美さで絶大な人気を誇るのザハーロワと鍛えられた肉体で真摯な踊りを披露するミハイル・ロブーヒン。今年アメリカン・バレエ・シアターの『海賊』で大評判となったジリアン・マーフィー、マチアス・エイマンのカップル。マシュー・ボーン『白鳥の湖』でザ・スワン/ザ・ストレンジャーを踊ったマルセロ・ゴメスなど、綺羅星のごとくの出演者だ。
そして早々に出演が決まっていたニーナ・アナニアシヴィリとアレッサンドラ・フェリ、そして今年ドキュメンタリー映画が公開され話題になったプリンシパル、ウリヤーナ・ロパートキナを楽しみにしているファンは多いだろう。
アナニアシヴィリは現役のダンサーを続けながらジョージア国立バレエの芸術監督を引き受けており、今回もBプログラムではジョージアの民族舞踊に基づいたソロ「レクリ」を披露してくれる。Aプログラム「瀕死の白鳥」では共演者にチェロの遠藤真理、ピアノ中野翔太を迎え、奇跡の瞬間を演じてくれる。
一方、一度は引退したフェリはなんと50歳にして復帰、Aプログラムでは誰もが待ち望んだ「ロミオとジュリエット」のパ・ド・ドゥ、Bプログラムではモーツァルトのピアノ・コンチェルトにのせて踊られるコンテンポラリー「ル・パルク」と、全く違ったタイプ、そして「今の」フェリの表現が堪能出来る。
他、全編が見所と言っても過言では無い舞台だが、各日フィナーレでは短い時間なれど全員のダンサーがまさに一堂に会して踊るという、まさに夢のような時間に立ち会える。フェリとアナニアシヴィリの共演など、どの全幕モノでも見ることが出来ない。まさに奇跡と言えるの瞬間に立ち会える4日間になるだろう。text: yokano / Photo:M.Terashi/TokyoMDE
◎公演概要
オールスター・バレエ・ガラ
会場:東京文化会館
プログラムA
2016年7月23日(土) 14:00
2016年7月26日(火) 18:30
プログラムB
2016年7月24日(日) 14:00
2016年7月27日(水) 18:30
【出演者】
ニーナ・アナニアシヴィリ(ジョージア国立バレエ)
アレッサンドラ・フェリ(元アメリカン・バレエ・シアター他)
ウリヤーナ・ロパートキナ (マリインスキー・バレエ)
ジリアン・マーフィー (アメリカン・バレエ・シアター)
カッサンドラ・トレナリー (アメリカン・バレエ・シアター)
スヴェトラーナ・ザハーロワ(ボリショイ・バレエ)
エルマン・コルネホ (アメリカン・バレエ・シアター)
マルセロ・ゴメス (アメリカン・バレエ・シアター)
マチアス・エイマン (パリ・オペラ座バレエ)
ミハイル・ロブーヒン (ボリショイ・バレエ)
アンドレイ・エルマコフ (マリインスキー・バレエ)
指揮:アレクセイ・バクラン
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
more info:https://goo.gl/2sBnfc
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