2016/07/05 19:55
セクシーすぎて話題沸騰、韓国出身のガールズグループ“セクシーエンジェルズ”AOA。7月1日に【AOA Summer Concert in Japan ANGELS WORLD 2016@TOKYO DOME CITY HALL】を開催し、その公式最新ライブレポート&色気全開のステージ写真が到着した。
会場を埋め尽くしたファンが揺らすハートをあしらった赤いペンライト。黒白のチェッカーフラッグを中央に配したキービジュアル。キュートとクールの両方を体現させた世界観がAOAらしさを感じさせるステージ。観客の熱気がじょじょに高まる中、客電が落ちると、部屋で退屈しているELVIS(AOAのファンの呼称)に“ANGELS WORLD”への招待状が届くというVCRが流れる。AOAからの「楽しむ準備はいい?」という問いかけに「はーい!」との大きな声が会場中に響き渡ると、イントロと共に7人が登場。1曲目は4月にリリースした「愛をちょうだい」で、MVのテーマになっているカーレースをモチーフにした赤と白黒チェックを基調とした衣装を着た彼女たちがセクシー&かっこいいダンスを魅せる。続いて猫を思わせる振りつけがユニークな「Like a Cat」は、冒頭での「A!O!A!」の掛け声もバッチリで、早くも会場は一体感と高揚感が生まれる。
MCではリーダーのジミンが先陣を切って挨拶。「お久しぶりですねー!」(ジミン)、「最高ですね!」(チャンミ)、「(東京は)大切な思い出の場所です」(へジョン)などと、全員が慣れない日本語で一生懸命コメントする姿がかわいい。「ひとつ、恐ろしいことを言います。実はここは東京じゃないです。ここはAOAが住んでいる街ANGELS WORLDです!」とソリョンが、コンサートのコンセプトを説明すると、「(私たちを)信じてついて来てくださーい!」とチャンミもニッコリ。
爽やかなミドルテンポの「Lemon Slush」、「キュンキュンって」の合唱が起きたアッパーチューン「胸キュン」と続けた後は、ユニット&ソロステージに。ユナ、チャンミ、へジョンで結成したAOA Creamの「I’m Jelly Baby」、ジミン&ソリョンの「Call You Bae」で楽しく盛り上げた後は、TEEの「Baby, I Love You」を時にしっとりと、時に力強く歌い上げたチョア、大原櫻子の「キミを忘れないよ」を伸びやかな歌声でカバーしたユナと、ふたりのメインヴォーカルがさすがの歌唱力で会場をうっとりとさせる。一方、ガラリと雰囲気を変えて、E-Girlsの「DANCE WITH ME NOW!」を、スカジャン&ダメージショートデニムというボーイッシュかつセクシーな衣装で元気よく歌ったへジョン、マイケル・ジャクソンを思わせるクールなダンスを披露したチャンミ、ももいろクローバーZの「さらば、愛しき悲しみたちよ」をかわいい声とのマッチングで魅せたミナと、バラエティ豊かでメリハリのあるパフォーマンスに、改めて彼女たちの引き出しの多さに感心してしまう。
中盤のユニット&ソロコーナーが終わると、衣装チェンジを済ませたメンバーからステージに再登場。へジョン、ソリョン、ジミンの3人が「チョアさんのステージ、良かったです!」と話を向けると、チョアも嬉しそうにはにかみ、また「ユナさんの歌、ハマってました!」とジミンが言うと、ユナも「皆さんが耳を澄ませて聴いてくれるようで嬉しかったです」と答えるなど、それぞれ用意したステージに彼女たち自身も感想を言い合う姿が初々しくチャーミング。
幻想的な照明と楽曲に合わせて雨を降らせるというシンプルな演出で、歌声とハーモニーの美しさを際立たせたバラード「Still Falls the Rain」の後は、ソファを使った「10 Seconds」「ゆれる」、ネクタイを引っ張るダンスが印象的な「Oh BOY」、美脚を強調したセクシーなダンスが話題の「ミニスカート」「ショートヘア」と、ヒットナンバーを連続投下して会場のボルテージは最高潮に。ブラックのショートパンツに、カーヴィーラインを目立たせるぴったりとした白シャツという衣装は、彼女たちの健康的な色香を引き立たせている。メンバーたちも、余裕が出てきたのか、手を振ったり、ハートマークを作ったり、投げキスしたりとリラックスして客席とのコミュニケーションを楽しんでおり、そのたびに赤いペンライトも大きく揺れ、熱狂が伝わってくる。
本編ラストは韓国デビュー曲「ELVIS」。サビでのオーディエンスからの「エルビス!」の大きな声が響く中、ビシッと最後のポーズを決めて、客電が落ちると、間髪入れずに「AOA! AOA!」とアンコールを求める大合唱に。再び登場したメンバーはダメージデニムにショート丈の赤いタンクトップ&ブルゾンという鮮やかな衣装で、5月に韓国でリリースしたばかりの「Good Luck」の日本語バージョンを初お披露目。この日本語バージョンは8月3日に発売されるということで、オーディエンスへの一足早いプレゼントとなった。一列に並ぶダンスが楽しげな「Luv Me」の後は、日本ファンクラブELVIS設立1周年を祝って、デビュー曲「ELVIS」のサビの「ELVIS」を「ANGELS(AOAを意味する)」に変えてファンが大合唱するというサプライズイベントと共に、“1”のロウソクを立てたケーキが運ばれてきて、これにはメンバーもびっくり&嬉しそう。「(皆さんにとって)楽しい時間になっていてほしいです」(ミナ)、「こんなにたくさんの方が来てくれて感動しました。これからももっとかっこいいステージを見せていきたいです」(チョア)、「もっとかっこいいAOAになれるように努力します」(へジョン)、「2回目の単独コンサート、幸せで楽しかったです」(ユナ)と口々に感謝の言葉を述べ、ELVISのみんなと記念写真をパチリ。
そして本当に最後の曲、「チョアヨ!」では、メンバーそれぞれが自由にステージを歩き回ってファンサービス。グッズのタオルを投げたり、2階、3階のお客さんへ大きく手を振ったり、ピースマークをしたり。特に、タオルを投げる場面では、ぐるぐると腕を振り回して大きく投げるソリョン、最後に一緒に放り投げるジミンとチャンミ、きちんとタオルをたたんでから投げるミナと、それぞれの性格が出ているようで微笑ましかった。
今回のコンサートでは凝った内容のVCRが印象的。AOA自らが、コンセプトとなっている“ANGELS WORLD”の説明をしてくれるのだが、ビーチやシアターなどAOAと観客が一緒に遊べる場所という演出がされているのだ。AOAのコンサートに行ったELVISが、恋人から焼きもちメッセージが来て、ドギマギしながら返答するといったコミカルな場面もあり、笑いを誘う。全てを日本語でこなしたVCRとMCで、親しみを感じさせてくれたAOA。“ANGELS WORLD”というファンタジックで楽しい空間をたっぷり堪能できたコンサートだった。
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