2016/06/28 12:00
離婚騒動に揺れるジョニー・デップ主演の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、いよいよ今週末7月1日から公開される。その映画の主題歌を担当した、ピンク(P!NK)の「ジャスト・ライク・ファイア」が、米ビルボード・ソング・チャートでTOP10入りし、大ヒット中。映画の公開と、ピンク通算15曲目のTOP10入りを記念して、キャリア16年のヒット曲の中から、代表曲に相応しい11曲を厳選してお送りする。
「There You Go」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位7位 / 2000年間チャート16位)
デビュー曲にして初のTOP10入りを果たした、ピンクのブレイク曲。当時、TLCの「ノー・スクラブ」等を大ヒットに導いた、シェイクスピアがプロデュースを担当し、独特のリズムビートが印象的なR&Bトラックに仕上がっている。当初は名前の通り、ピンク色のヘアをしていたことも、リスナーにインパクトを与えた。1stアルバム『Can't Take Me Home』収録。
「Most Girls」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位4位 / 2000年間チャート52位)
デビュー曲「There You Go」に続き、2曲連続のTOP10入りを果たし、“1発屋”のジンクスを払拭した。バウンスの効いたフロア向けのR&Bトラックで、所属レーベルの核、ベイビーフェイスがプロデュースを担当している。ロックのイメージが強いピンクだが、デビュー当初はブラック・ミュージックが主流だったのだ。1stアルバム『Can't Take Me Home』収録。
「Lady Marmalade」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位1位 / 2001年間チャート24位)
映画『ムーランルージュ』の主題歌として、マイヤ、クリスティーナ・アギレラ、リル・キムの4人で結成された、コラボ・シングル。この曲で、自身初の全米No.1を獲得し、世界的に知名度を高めた。1974年に発売された、R&Bトリオ、ラベルの同タイトルのカバー曲で、彼女たちも当時、この曲で全米首位をマークした。サウンドトラック盤『ムーランルージュ』収録。
「Get the Party Started」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位4位 / 2002年間チャート24位)
R&Bシンガーからポップ・シンガーへ、イメージを一転させたピンクの代表曲。ランキング云々でなければ、この曲がピンクのキャリアで最も知名度が高く、今でもCMや映画などに起用されている。プロデューサーのリンダ・ペリーは、グウェン・ステファニーやアリシア・キーズのヒット曲も担当している。2ndアルバム『Missundaztood』収録。
「Don't Let Me Get Me」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位8位 / 2002年間チャート36位)
ハードなイメージがピンクの売り文句だったが、この曲でソフトな一面もみせ、女性を中心に指示を集め、ロングヒットに至る。以降、メッセージ性の強いナンバーもヒットさせるようになり、この曲はそのキッカケとなった1曲ともいえる。高音が続かないのも、聴いていて心地よい。2ndアルバム『Missundaztood』収録。
「So What」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位1位 / 2008年間チャート24位)
3rd、4thアルバムでやや低迷仕掛けたピンクだが、5thアルバムからの先行シングルであるこの曲で、ア―ティスト単体としては初の首位獲得となり、見事な復活劇を遂げた。プロデューサーはおなじみ、マックス・マーティン。「ナナナ~」が耳から離れない、中毒性のある王道のポップ・チューン。ヒットも納得だ。5thアルバム『Funhouse』収録。
「Raise Your Glass」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位1位 / 2008年間チャート24位)
デビュー10周年を記念したベスト盤からの新曲で、「So What」に続き、マックス・マーティンが手掛けたナンバー。自身3曲目の首位獲得を果たし、この2曲のNo.1獲得により、ピンクは“ダンス・ロックの女王”という地位を築く。落ち込んだ気分も吹き飛ぶこの元気ソングは、日本でも大人気の1曲。ベストアルバム『Greatest Hits... So Far!!!』収録。
「Fuckin' Perfect」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位2位 / 2010年間チャート19位)
ベスト盤からの新曲が、2曲連続でTOP3入りを果たすというのは、ソング・チャートでは極めて異例。「Raise Your Glass」とは対照的に、こちらは歌詞の世界観が大ウケした“泣かせのメロウ”で、自暴自棄になる誰かへの応援ソングになっている。ベストアルバム『Greatest Hits... So Far!!!』収録。
「Blow Me (One Last Kiss)」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位5位 / 20121年間チャート37位)
エリー・ゴールディングやラナ・デル・レイといった、今をトキメく人気シンガーを手掛けるグレッグ・カースティンをプロデューサーに迎えた、ピンク王道のダンス・ロック・チューン。オーストラリアやスコットランドでは首位をマークし、ヨーロッパ方面でも大ウケした。6thアルバム『The Truth About Love』収録。
「Just Give Me a Reason」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位1位 / 2013年間チャート7位)
アメリカのみならず、世界の主要各国でNo.1をマークした、ピンク最大のヒット曲。前年(2012年)、「We Are Young」で大ブレイクを果たした、ファン.のメンバーであるネイト・ルイスとのデュエット曲で、2人の掛け合いが見事にマッチしたビデオは、5億回の再生回数を記録している。6thアルバム『The Truth About Love』収録。
「Just Like Fire」
(米ビルボード・ソング・チャート最高位10位)
2016年7月1日(金)に公開される映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の主題歌としてリリースされ、登場8週目でTOP10入りを果たした、ピンク15曲目のTOP10ヒット。この曲の他に、2002年のTOP10ヒット「Just Like a Pill」、2013年に首位をマークした「Just Give Me a Reason」の2曲が、タイトルに“Just”が付いていて、ピンクにとって3曲目となる“Just”ソングでのTOP10入りとなった。
Text: 本家 一成
◎P!NKの代表曲11曲を厳選
http://bit.ly/28Y83qF
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