2016/05/10
浅倉大介書き下ろしの最新シングル『逆光×礼賛』も話題の東京パフォーマンスドール。初のメンバープロデュースによるダンスサミット公演が、ゴールデンウィークの期間中に渋谷シブゲキ!!にて連日開催された。
メンバー自ら演出/セットリスト/衣装などプロデュースした【東京パフォーマンスドール ダンスサミットネイキッド2016GW@シブゲキ!!】は、4月30日から5月8日にかけて、A/B/C全3パターン計12公演にわたって敢行。全公演チケット即完だったということもあり、ここに全パターンの内容とセットリストをひとつずつ紹介していく。
<A公演 女の子の物語「皆さん、私たちの夢の中へようこそ!」>
A公演(Produced by上西星来・櫻井紗季・脇あかり)は、まさかの上西星来が布団で眠っているシーンよりスタートし、目覚まし時計が鳴る音と共に「8月14日、元気な女の子が生まれました! 初めての登校、友達100人できるといいなー!」と、1人の女の子が生まれてから大人の女性へと成長していくダイジェストをナレーションで説明。さらに各メンバーが各時代のヒロインになりきった姿で現れ、例えば「やんちゃなときもあったけど……」のくだりでは、リーダーの高嶋菜七がド派手なツッパリ姿で笑いを誘っていた。
そしてメンバー9人は「皆さん、私たちの夢の中へようこそ! 盛り上がっていくよー!」と、ひとりの女の子の人生の各場面と楽曲の世界観を重ね合わせながらパフォーマンス、まずはパジャマ姿で「WAKE ME UP!! -Rearranged ver.-」をお届けする。その後も、やんちゃで攻撃的だった頃(ツノをつけて登場)、素敵な男の子に恋をしていた頃、受験に「よーし、絶対合格するぞ」と燃えていた頃、ドキドキソワソワしていた新社会人の頃(ここではOLスーツ姿で登場し、会場を熱狂の渦に巻き込んだ)、そして素敵な女性になり、白馬の王子様を探して……誰もが通る人生の1ページ1ページをすべてTPDの楽曲とパフォーマンスで表現してみせた。
最後はそんな青春時代を振り返るように「十代に罪はない -Rearranged ver.-」を披露し、「あーあ、夢だったのか……」と見事な夢オチまで用意して本編を終了。そしてアンコールの最後では「DREAMIN'」、夢の中ではなく夢へ立ち向かっていく9人の姿を表現してみせた流れも含め、デビュー前より演劇とライブを融合した【1×0】で表現力を磨いてきた9人らしい、見事な公演だった。
◎A公演(Produced by上西星来・櫻井紗季・脇あかり)セットリスト:
01.WAKE ME UP!! -Rearranged ver.-
02.TOKYO ROMANCE -Rearranged ver.-
03.カチンときちゃう -Rearranged ver.-
04.サヨナラの法則 -Rearranged ver.-
05.MY UNIVERSE
06.HEART WAVES
07.予感 -Rearranged ver.-
08.Darlin'
09.Raining
10.TIME
11.SURVIVAL!!
12.BEGIN THE 綺麗 -Rearranged ver.-
13.異国~TOKYO IN THE NIGHT~ -Rearranged ver.-
14.純愛90's -Rearranged ver.-
15.ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-
16.BE BORN -Rearranged ver.-
17.BRAND NEW STORY
18.十代に罪はない -Rearranged ver.-
En1.PEOPLE
En2.DREAMIN'
<B公演 今のTPDのど真ん中 限界突破アクト「なんじゃこりゃ!」>
B公演(Produced by浜崎香帆・小林晏夕・橘二葉)は、キレのあるダンスパフォーマンスやアクロバットに定評のあるメンバープロデュースということもあってか、ストーリー仕立てだったA公演に比べ、多種多様なキラーチューンを畳み掛けながら、あくまでパフォーマンスで魅せるという直球勝負。1曲目の最新シングルナンバー「逆光×礼賛」から全3パターンのGW公演の中で最も集中力の高い、そしてエモーションに溢れた歌とダンスを次々と畳み掛けていく。
「これが今のTPDのど真ん中」とは先代からTPDを観続けている某氏の言葉だが、それこそが今やライブに自信を持つ他の先輩ガールズ/アイドルグループ達をも唸らせる存在となった9人の凄み。新生TPDが結成して一番最初に披露した曲「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」からのシングルナンバー4連発「BRAND NEW STORY」「DREAM TRIGGER」「DREAMIN'」「逆光×礼賛」等、メンバー自ら「なんじゃこりゃ!」と息を切らすほどの限界突破アクトは、どこまでも我々を鼓舞させてみせた。
また、そんなアグレッシヴで攻撃的なパフォーマンスが目立つ一方で、橘二葉が最年少キャラを全面に押し出して「青空のハイウェイ -Rearranged ver.-」を駆け回りながら、「おねえさんたち、がんばってー!」と年上メンバーたちにバトンタッチしてみたり、クールとキュートの二極を自由自在に操る小林晏夕が客先後方から「またまた今日もシブゲキ!!に来ちゃったぁー」と突如現れ、ひとりのファンに対して「ねぇねぇ、ゴールデンウィークは何して過ごす予定?」と甘え口調で問いかけ、相手が突然の出来事に反応できずにいると「あ、忘れちゃったの? じゃあ、当ててあげる!」と徹底してガーリーに振る舞ってみせたり、どんな世界観やキャラクターであっても演じきれてしまうところも今のTPDの魅力である事を改めて感じさせられた。
◎B公演(Produced by浜崎香帆・小林晏夕・橘二葉)セットリスト:
01.逆光×礼賛
02.TIME
03.Airport -Rearranged ver.-
04.MY UNIVERSE
05.HEART WAVES
06.黄昏蝶々 -Rearranged ver.-
07.心のルール -Rearranged ver.-
08.青空のハイウェイ -Rearranged ver.-
09.十代に罪はない -Rearranged ver.-
10.SLASH DANCE -Rearranged ver.-
11.夜明けのハート -Rearranged ver.-
12.ひらき直りも芸のうち -Rearranged ver.-
13.OVERNIGHT SUCCESS -Rearranged ver.-
14.RUBY CHASE -Rearranged ver.-
15.ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-
16.BRAND NEW STORY
17.DREAM TRIGGER
18.DREAMIN'
19.逆光×礼賛
En1.RAISE YOUR HANDS
En2.SURVIVAL!!
<C公演 笑いと発汗の絶えないジム“ぴょんぴょんセブンブロッサム”>
C公演(Produced by高嶋菜七・飯田桜子・神宮沙紀)は、全3公演の中で最も観客の度肝を抜く、TPDのメンバー自らがTPDを面白がるユーモラスな内容だった。開演前の影アナからして「本日は、ジム“ぴょんぴょんセブンブロッサム”fromTPDへようこそ! 入会するにあたり注意事項並びルールがございます。その1、オス! 水分をこまめに取る。その2、オス! トレーニング中はTPDに夢中になる……」「このジムはかなりハードなプログラムになっております」と様子がおかしい。そしてメンバー全員がまさかの体操着姿で登場! いきなり激しく踊り出したかと思えば、「反復横とび!」「ランニング!」「スクワット!」と振り付けにトレーニング&エクササイズメニューを織り込んでいき、○リーズブートキャンプも真っ青な激しいプログラムゆえ、要所要所に水分補給(1人2リットル)の時間とソレ用のBGMまで用意するという徹底ぶりで、時に飛び出す「左右に!」「二の腕ぇ~!」等の煽り文句にはさすがに笑いが堪え切れなかった。
終盤ではまさかの組体操までパフォーマンスに織り込まれ、ひとつの形が完成する度に「ハイ!」と叫ぶのだが、そのタイミングでPAがすかさず音をミュートする芸の細かさには感服。もうライブの在り方そのものがちょっとした発明である。常に振り切れたパフォーマンスを披露してきたTPDだが、同公演における笑いに対しての貪欲さには恐れ入った。というか、そもそも否応なしに全身全霊のアクトが強いられる楽曲群に対して、メンバー全員がバトンタッチもなく最初から最後まで歌い踊り続け、その合間合間に筋トレや笑いをも取り込もうと思ったこと、それを中途半端な形じゃなく迷わずやりきったメンバーの逞しさが凄いし、何より9人が心底楽しそうにパフォーマンスしている姿。「やりきったぞぉ~!」と喜んでいる姿に魅了された人は多かったのではないだろうか。
◎C公演(Produced by高嶋菜七・飯田桜子・神宮沙紀)セットリスト:
01.SLASH DANCE -Rearranged ver.-
02.東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ -Rearranged ver.-
03.FREEDOM
04.RAISE YOUR HANDS
05.RUBY CHASE -Rearranged ver.-
06.SURVIVAL!!
07.WAKE ME UP!! -Rearranged ver.-
08.OVERNIGHT SUCCESS -Rearranged ver.-
09.TIME
10.キスは少年を浪費する -Rearranged ver.-
~TPD体操~
11.DREAMIN'
12.気持ちはING -Rearranged ver.-
13.FIRE -Rearranged ver.-
14.逆光×礼賛
15.BE BORN -Rearranged ver.-
16.HEART WAVES
17.BRAND NEW STORY
En1.CLAP YOUR HANDS
En2.PEOPLE
そんなあらゆる手法で自らのパフォーマンス/エンターテインメントの可能性を広めた東京パフォーマンスドールだが、各メンバーによるSNSアカウントが続々と開設しており(以下参照)、6月19日には品川ステラボールにて新生TPD結成3周年記念日イベントを開催。2016年夏ダンスサミット公演も新宿ReNYやTSUTAYA O-EASTでの開催が決定しているので、今後の動向にもぜひ注目してほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎新生TPD結成3周年記念日イベント
06月19日(日)品川ステラボール
・1部 OPEN 14:30 / START 15:00
東京パフォーマンスドール 3rd Anniversary ダンスサミットネイキッドSP!!
舞台『1×0』の劇中歌から最新楽曲まで披露する結成3周年記念のダンスサミット!
・2部 OPEN 17:30 / START 18:00
東京パフォーマンスドール 3rd Anniversary パーティ!!
3周年記念パーティ会場で何かが起きる!? TPDの「これまで」と「これから」を垣間見れちゃうハッピーな時間をお届けします!
チケット代金:セット券9,000円(税込)1部5,000円(税込)2部4,500円(税込)
席種:全席指定
メルマガ先行抽選受付期間:04月25日(月)12:00~05月08日(日)23:59
当落確認/入金期間:05月12日(木)12:00~05月17日(火)23:59
セット券:http://bit.ly/1Np6i8u
通常チケット:http://bit.ly/21RyhA9
期間中にメルマガ登録(無料)頂いても先行の対象となります。
https://fannect.jp/tpd/
◎2016年夏ダンスサミット公演
07月02日(土)新宿ReNY
07月08日(金)新宿ReNY
09月16日(金)TSUTAYA O-EAST
※詳細は近日発表
◎東京パフォーマンスドールメンバーSNSアカウント
高嶋菜七Twitterアカウント https://twitter.com/nana_t_tpd
浜崎香帆Twitterアカウント https://twitter.com/kaho_h_tpd
飯田桜子Twitterアカウント https://twitter.com/sakurako_i_tpd
神宮沙紀Twitterアカウント https://twitter.com/usaki_s_tpd
小林晏夕Twitterアカウント https://twitter.com/anyu_k_tpd
上西星来Instagram https://www.instagram.com/seira_jonishi_tpd/
脇あかりLINE Blog http://lineblog.me/tpd_official/
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