2016/05/10 14:36
“悪ノリ”とも評される悪ふざけやパロディ、そして軽薄なシミュラークルを撒き散らかすアート集団・じゃぽにかの個展【じゃぽにか国真理教~TAVサティアン 僕たちを追い出さないで~】が、5月14日から5月29日まで、阿佐ヶ谷・TAV GALLERYで開催される。
じゃぽにかは、2002年、美術予備校で知り合ったアルシン、ダイスケ、サー君、ゴロー、杉様、ともちゃん(有賀慎吾、鈴木大輔、坂上卓男、村山悟郎、杉田陽平、永畑智大)らによって結成され、SNSにおける「炎上」や美術業界の「友達」に着目したプロジェクトや作品、論考の発表などを行ってきた。
これまでの主な展示には、「炎上アート」を標榜し、【第17回 岡本太郎現代芸術賞】(2014年、川崎市岡本太郎美術館)特別賞を授賞した『悪ノリSNS『芸術は炎上だ!』』のほか、主な個展として【じゃぽにかぱみゅぱみゅのじゃぽにかぱみゅぱみゅーじあむ】(2013年、art center ongoing)、【じゃぽにかの誰でもデュシャン☆】(2014年、ギャラリーバルコ)、【じゃぽにか最後の個展「普通のトモダチに戻りたい」】(2015年、art center ongoing)などがある。
今回の【じゃぽにか国真理教~TAVサティアン 僕たちを追い出さないで~】では、架空の宗教団体をテーマにした新作を発表。開催にあたって、じゃぽにかは本展のテーマを次のように語っている。「シミュの聖戦が今にも起きる状態がつづいている。それを止めることができるのは、おまえ達だけだ。おまえ達は何をやればいいか。それは剽窃の愛だ。(中略)オリジナルと称して、ものすごい数のパクリを合成しているし、ものすごい数のコピペを重ねているだけだ。オリジナルは死ぬ、絶対死ぬ、必ず死ぬ。」(本展ステートメントより)
じゃぽにかの活動は、集団としても表現としても故意的に軽薄なイメージを装っているが、注目を集めた「炎上アート」というテーマについては、『じゃぽにか論考ⅠⅠ ポストメディア時代の広告化するアート』(http://vobo.jp/japonica02.html)において、軽薄さを装いながらも「ネタ」ばらしとも言える「ガチ」な論述を展開させるなど、「ガチ」と「ネタ」の境界の再定義に迫っている。
本展の「宗教」というテーマは、「炎上アート」に端を発した「ネットを介した現実」の深化を予期させる試みであり、「現代の社会とメディア状況におけるアートの在り様」として生み出される、まったく新しい表現になることだろう。
◎展示【じゃぽにか国真理教~TAVサティアン 僕たちを追い出さないで~】
会期 : 2016年5月14日(土)~5月29日(日)
会場 : TAV GALLERY
時間 : 11:00~20:00
休廊 : 木曜日
Opening Party : 2016年5月14日(土)17:00~20:00
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