2016/05/10
デジタル音楽ディストリビューションサービス“TuneCore Japan”によるアーティストへの還元額が、2012年10月のサービスインから、2015年末時点で6億円を突破した。このうちの半数以上である3億5000万円を2015年度のみでアーティストに還元し、2016年度中には10億円を突破する見込みだ。
米国TuneCoreでは、前年比7%増となる1.42億ドル(約156億円)を昨年還元している。これは、IFPI(国際レコード-ビデオ製作者連盟)が発表した2015年音楽産業の成長率3.2%を上回るもので、デジタル音楽のインディペンデント市場はさらなる拡大が見込まれている。
昨年、TuneCore Japanを利用して配信を開始した事例はChar、坂本龍一、スタジオ・ジブリ(iPhone着信音)、花*花、サニーデイサービスなどのアーティストをはじめ、KOHH、THE BONEZ、BEAST、Tokyo 7th シスターズ、HIKAKIN & SEIKINなどの幅広いジャンルからのアーティストや、Yogee New Waves、never youngbeach、感覚ピエロなど若手アーティストまで多岐にわたる。
国内では2015年が“音楽ストリーミング元年”と言われているが、そのストリーミングでの売上げは約5%程度に留まっている。しかし、成長率としては、2014年から2015年で2000%と急成長しており、2016年はさらに成長が加速することが予想される。また同サービスのミッションでもある“海外からの売上げ”は約10%となっており、今後は世界での売上げ比率50%を目指す方針だ。
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