2016/05/06
H ZETTRIOが5月5日のこどもの日に、【WONDERFUL FLIGHT TOUR 2016 ~Acoustic & Electric~ こどもの日Special】を実施した。
本コンサートは生音をより良く伝える事に重点が置かれ、ライブハウスでの実施が多いツアーの他公演とは差別化を図り、会場にはクラシック音楽用のホールである「ティアラこうとう 大ホール」が選ばれた。クラシックホールで「生音重視」は昨年行われたミューザ川崎シンフォニーホールのコンサートから約1年ぶりで、H ZETTRIOの活動として定番化されつつある。
演奏された内容も「こどもの日Special」の名にふさわしいもので、開演早々、童謡のカバーと会場に設置された巨大ミラーボールから発せられた光のシャワーで子どもたちの心をガッチリとつかみ、その上で外資系保険会社のTVCMでお馴染みの「あしたのワルツ」、昨年発売された2ndアルバムからのベストセレクト曲、そしてここ最近頻繁にリリースし続けている配信シングル曲などを次々と披露した。コンサートの冒頭にH ZETT M(エイチ・ゼット・エム)は、この日のために制作された「新兵器」だという青い光が発せられる鍵盤ハーモニカを持って登場し、一人で「こいのぼり」を演奏した。
「ダイナミックにとろけて」では曲の要所要所で『Z』の形を手で作り、ステージと会場が一つになった。H ZETT Mは演奏後、この曲はある大物バントのコンサートでバンドと観客が一斉にあるアルファベットの文字を手で作っているところを見て作ったとネタを明かして笑いを呼んだ。
また、アンコールではH ZETT NIREが弓でウッドベースを弾くパフォーマンスを見せ、指で弾く以外の演奏方法を見たことがなかった子どもたちの目を釘付けにし、「かっこいい!」という子ども達からの声援で演奏がストップするほど盛り上がった。
そしてラストは今ツアーのタイトル曲でもある「Wonderful Flight」で締めくくった。次世代の子どもたちに希望をという理念の元、曲に合わせて雲と青空の映像に会場が包まれるというドラマチックな演出がなされ、大人も子どもたちもこの日の最後を飾るにふさわしい「フライト」を楽しんだ。
終演後はサイン会を実施し、子どもたちと直に触れあった。さっきまでステージの上にいたメンバー達との間近での対面に緊張してしまう子、素直にはしゃぐ子、モジモジしてしまう子などその反応は様々ではあったが、温かい空気がホールのエントランスにまで広がった。
5月12日には全国ツアー第2弾が始まるが、関東圏ファイナルとなる6月24日(金)@横浜Bay Hallでは今回とは違う、また新しい企画を考えていることを発表した。詳細は近日発表される。
photo by yuta ito
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