2016/05/02
ゲイであることを2年前にカミングアウトし、支持表明のあったモルモン教会を称賛していたタイラー・グレンが、ソロ曲の最新ミュージック・ビデオのなかで自身の信仰を非難していることが明らかになった。
ユタ州プロヴォ出身のオルタナティブ・ロックバンド、ネオン・トゥリーズのリードシンガーを務めるグレンは、「Trash」というシングルのビデオを4月29日に公開。その中で同教会を中傷しているように見受けられるのだ。ビデオには教会に関連した映像やグレンが酒を飲む様子が登場する。(モルモン教ではアルコールを禁止している)
グレンは先日、ローリング・ストーン誌に対し、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教:the Church of Jesus Christ of Latter-day Saints)への信仰心は6か月前に変わったと述べている。
同教会は11月、同性愛カップルは波紋に成り得ると発表したのだ。また、この規則では同性愛カップルの子ども達は同性愛を否定しなければならず、18歳まで洗礼を受けられないともうたっている。
モルモン教を公表する数少ない教徒のひとりであるグレンは2014年、AP通信に対し、彼の宗教的文化において同性愛者の受け入れについて話すことを楽しみにしていると明かしていた。自身の性的指向を公にした直後、グレンは「子ども達やモルモン教徒の若いLGBTにとってのロール・モデルになることに、俺は素晴らしいと思っている。そういうバックグラウンドから来ているし、彼らに正直に話せるようになるからね」と話していた。
同教会の代表はコメントを拒否している。
2014年のインタビューでは同教会のリーダー達から前向きな意見をもらえたと話していたグレン。「沢山のモルモン教会のリーダー達から、“君がやっていることは素晴らしい“というメッセージが届いて驚いたよ。本当にクールだった」と語っていた。
◎Trash - Tyler Glenn
http://vevo.ly/JVgIRT
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