2016/04/06 18:50
2016年2月に、約5年ぶり通算5作目のスタジオ・アルバムとなる最新作『テイキング・ワン・フォー・ザ・チーム』をリリースしたシンプル・プランが、3年ぶりに来日し、4月2日神戸ワールド記念ホール、4月3日幕張メッセで開催された<PUNKSPRING 2016>に出演。4月4日には東京LIQUIDROOMにて単独公演を行った。
彼らのステージを間近で観られる貴重な機会とあって、この日のチケットは即日ソールドアウト。フロアがびっしりと埋まり、開演時間の午後7時をまわると、ピエール(vo.)の「コンバンワ、トーキョー!!」という掛け声でメンバーが登場し、大歓声の中ライブがスタートした。
オープニングを飾るのは、最新アルバム『Taking One For The Team』の1曲目「Opinion Overload」。シンプル・プランらしい疾走感あふれるこの曲で、早くも客席との一体感はバッチリだ。そして、「Jet Lag」、「Jump」と、ライブでの人気曲を立て続けに披露。「昔の曲をやろうか。ファースト・アルバムからの1曲目だよ!」と、続く「I'd Do Anything」ではモッシュも巻き起こり、会場は序盤から熱い熱気に包まれる。
さらに、新曲「Boom!」や、コアファンには嬉しいミニ・アルバム『Get Your Heart On - The Second Coming!』からの「The Rest Of Us」などをパフォーマンス。「Welcome To My Life」では、観客の見事なシンガロングに感動したピエールが、「みんな上手すぎてレコーディングしたいくらいだよ!日本が世界一だね!!」と、とびきりの笑顔で喜びを伝える。
中盤には、Party Medleyと呼ばれるコーナーも設けられ、「日本のみんなが踊るところを見せて!」とマーク・ロンソンの「Uptown Funk ft. Bruno Mars」、ザ・ウィークエンドの「Can't Feel My Face」をシンプル・プラン流にカバー。瞬く間にライブハウスがダンスフロアへと変身する。
MCでは、バンドにとって日本は初めてゴールドディスクを獲得した国で、すでに20回近く訪れているが、3年ぶりに、しかも美しい桜の季節に戻ってこられて本当に嬉しいとコメント。各メンバーからも日本語を交え次々とジョークが飛び出し、今回の来日で覚えた「Why Japanese People!? Why!?」などの新ギャグも披露。サービス精神旺盛なキャラクターも彼らの人気の理由のひとつだ。そして、おなじみの「Summer Paradise」、全員で拳を突き上げ「I Refuse」へと続き、盛り上がりは最高潮へ。ファースト・アルバムからの「I’m Just A Kid」で本編が締めくくられる。
アンコールでは、「音楽の力について歌った、特別な曲をやるよ」と、美しいメロディが印象深い「The Song Saved My Life」も披露。ラストの壮大なロック・ナンバー「Perfect」では、ピエールが客席に駆け寄り、観客と共に大合唱。「アリガトウ、トーキョー!オヤスミナサーイ!マーターネー!」と、最後も完璧すぎる日本語で締めくくり、割れんばかりの大歓声の中ステージを後にした。
Photo: TEPPEI
◎【シンプル・プラン 4月4日 東京・恵比寿LIQUIDROOM セットリスト】
Opinion Overload
Jet Lag
Jump
I'd Do Anything
Boom!
The Rest Of Us
Welcome To My Life
Your Love Is A Lie
Kiss Me
Party Medley (Uptown Funk~Can't Feel My Face)
Can’t Keep My Hands Off Of You
Summer Paradise
I Refuse
Crazy
I’m Just A Kid
-------------------------------
Shut Up!
Perfect World
The Song Saved My Life
Perfect
◎リリース情報
『テイキング・ワン・フォー・ザ・チーム』
シンプル・プラン
2016/2/19 世界同時リリース
1,980円(plus tax)
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