2016/03/07
2月28日 渋谷eggmanにて、結成2周年を記念したワンマンライブ【Make it the best Chu's day.】を開催した新進気鋭のガールズボーカルロックバンドChu's day.。フレッシュ&パワフルなライブで満員の会場を大きく沸かせた。
Chu's day.は、YUIやSCANDALといった女性アーティストの楽曲制作に多く携わっているオダクラユウをプロデューサーに迎え、2014年2月に結成。昨年8月12日に、椎名慶治(exSURFACE)がタイトルを名付けたアルバム『Have a nice Chu's day.』を全国発売、収録曲「Cycling」が日本テレビ系『カミングアウトバラエティ!!秘密のケンミンSHOW』のED曲に大抜擢されるなど、話題となっている。
アルバム『Have a nice Chu's day.』のリリースイベントや、2015年10月12日 下北沢MOSAiCでのワンマンライブ、Zepp Tokyo、渋谷TSUTAYA O-WESTやディファ有明といった大きな会場での経験を活かし、パワフルで爽快感溢れるライブパフォーマンスを披露してきたChu's day.。本公演では、“2周年”という節目や2016年初ワンマンライブということもあり、過去最大級の輝かしい姿で、会場の隅から隅まで彼女らの魅力で埋め尽くしてみせた。
平均年齢20歳とは思えない大人な表情を覗かせる「COUNTDOWN!」でライブをスタートさせ、ライブでも定番の大合唱を巻き起こす「愛の光」へと繋げる。たった2曲で観客のハートをガッチリと掴んだ彼女たちは、水を得た魚のようにキラキラと輝いた表情で純粋無垢なステージを展開して行く。「もっと愛し合いましょ(LINDBERG)」「IT'S YOU(Kylee)」「大阪LOVER(DREAMS COME TRUE)」といったカバー曲も、彼女たちの大きな魅力。原曲の良きアレンジをオダクラユウというフィルターを通し進化させ、それを若干20歳のChu's day.が奏でる事により、往年の原曲ファンも原曲を知らない若年層のファンも楽しめる楽曲へ昇華してみせる業は、見事の一言だ。
毎年恒例になりつつある今年の抱負を語るコーナー(昨年抱負の内容:http://bit.ly/1SsRWo0)では、すぐにお金を使ってしまうKEITA(dr)は「貯金」、色々な小さなことを気にしてしまうYU-NA(g)は「気にしない」、AKARI(b)は昨年の「残り物を食べない」に続き「腹八分目でやめとく」、そして、ERI(vo)は「噛まないぞ」という抱負を噛みながら伝えた。この和気あいあいとした“素”の一面が見えるMCで、さらに観客をChu's day.のペースに飲み込むと「HOTGIRL」「GAME」といった盛り上がり曲で一気に攻め立てていく。終盤では振り付けが印象的な「ねぇ」で会場との一体感を最大限まで広げ、ラストは万人が“名曲”と感じるだろう圧倒的キャッチーな楽曲「Rocking shoes」で本編の幕を降ろした。
アンコールで再登場した彼女たちは、バラード曲「雨」を披露。フレッシュ&パワフルなライブパフォーマンスが注目されているChu's day.だが、同曲には度肝を抜かれた。様々な音色を重ねたり、フックの効いたアレンジを施したり、試行錯誤して“新しい音”を作る傾向にある昨今で、ここまでストレートに“歌”を聴かせるバラードを用意できるだろうか? さらに、音数の少ない中堂々と歌い上げるERIの歌唱力も脱帽モノだ。2016年、更なる飛躍を目指す彼女たちにとって、この楽曲は大きな武器となり、大きな自信へと繋がるだろう。
その後、2月17日にリリースしたシングル曲「GLORY DAYS」、新曲「RUSH!!」と立て続けにパフォーマンスし、2周年記念ワンマンライブは終幕。次なるステップへの第一歩を踏み出した。
撮影&取材:内山直也
集合写真:Yoann Clochon
◎ワンマンライブ【Make it the best Chu's day.】
2月28日(日)渋谷eggman SETLIST:
SE ~C.H.U.S.D.A.Y.~
1.COUNTDOWN!
2.愛の光
3.Cycling
4.Chocolate days
5.もっと愛し合いましょ(LINDBERG)
6.IT'S YOU(Kylee)
7.大阪LOVER(DREAMS COME TRUE)
8.HOTGIRL
9.GAME
10.ねぇ
11.Rocking shoes
En1.雨
En2.GLORY DAYS
En3.RUSH!!
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