2016/02/17
世界3大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)を制覇したイタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督の最新作『母よ、』が、3月12日より全国で公開される。
モレッティ監督の4年ぶりとなる本作は、仕事に生きてきた娘と余命僅かの母親の交流を中心に家族の絆を描いたヒューマンドラマ。2015年カンヌ映画祭コンペディション部門エキュメニカル審査員賞受賞、さらに仏カイエ・デュ・シネマ誌が選ぶ2015年映画第1位に選出された。監督のその独特のユーモアも健在でありながら、一番の特徴は本作が監督自身の自叙伝的映画となったことだろう。主人公の役柄でもある女性映画監督に自身の監督としての姿を重ね、さらに『ローマ法王の休日』撮影中に自身の母親を亡くした経験が反映された本作は、物語が進むうちにそのリアルな描写に心が締め付けられながら、静かな感動が広がる作品となっている。
本作は、3月12日にBunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほかにて全国ロードショー。
◎公開情報 『母よ、』
3月12日(土)、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほかにて全国ロードショー
監督:ナンニ・モレッティ『息子の部屋』『ローマ法王の休日』
出演:マルゲリータ・ブイ『はじまりは五つ星ホテルから』『夫婦の危機』、ジョン・タトゥーロ『ジゴロ・イン・ニューヨーク』『ビッグ・リボウスキ』、ナンニ・モレッティ
配給:キノフィルムズ
(C) Sacher Film . Fandango . Le Pacte . ARTE France Cinéma 2015
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