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2016/02/13

【CHART insight of insight】アルバム・リリースの影響でシングルも急上昇。BIGBANGの底力とは?

 今週のHot Albumsで圧勝したのは、BIGBANGの約3年半振りのオリジナル・アルバム『MADE SERIES』。昨年から始まったカムバック・プロジェクトの集大成であり、これまた3年半振りに出演した音楽番組『MUSIC STATION』や、現在敢行中の大規模な日本ドーム・ツアーの話題も相まって、ぶっちぎりの得点で首位を獲得した。 

 そして、当然のようにHot100でも、BIGBANGの楽曲が上位にランクインしている。今週一挙に2位へと上り詰めたのが、ダンサブルなナンバーの「BANG BANG BANG」(【表1】)。この曲は、昨年の6月に配信オンリーでリリース済み。チャートの動きを見ても、配信時に最初のピークがあり、東京の追加公演を発表した12月、そして今回のアルバム・タイミングと、何度か上位に浮上している。こういったニュースと連動するツイッター指数も今週1位になっており、チャートに影響しているのがよく分かる(水色のグラフ)。しかし、それほど変わらず上位をキープしているのが、動画再生数だ(赤のグラフ)。「BANG BANG BANG」のビデオクリップは、なんとYouTubeで1億回を突破。アルバム・リリースを受けて、この数字はさらに伸びるだろう。 

 BIGBANGは、もう一曲「FANTASTIC BABY」も8位にランクインしている(【表2】)。こちらは2012年に発表済みだし、今回の新作アルバムにも収録されていない。にも関わらず、急遽上昇してきたのは『MUSIC STATION』で披露したことが大きいだろう。実際、ツイッターの指数でも2位になっていることから予想できる(水色のグラフ)。とはいえ、根強い人気曲であることも確かだ。この曲もYouTubeの再生数は2億回を超えているだけあって、動画再生数も一定の順位を守っている(赤いグラフ)。このように、過去曲までチャートインしてくるというのは、アーティスト・パワーがある証拠。BIGBANGの快進撃は、まだまだ止まりそうにない。text by 栗本斉

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