2016/01/29
世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、世界的な大ヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』。その日本版エンドソング、Kiroro「Best Friend ~Mother Earth Version~」に本編の映像を乗せたミュージック予告が解禁となった。
今回解禁となったミュージック予告では、Kiroroの名曲「Best Friend」に乗せて、弱虫で怖がりの恐竜アーロと人間の少年スポットの友情の軌跡が描かれている。ある日アーロは最愛のお父さんを失い、さらに川に流され家族と離れ離れになってしまう。そんなアーロを助けてくれたのは、まだ言葉を持たない少年スポットだった。言葉が通じず、なかなか互いのことが理解できない2人だったが、家族の元へ帰る冒険の中で一緒に多くの困難を乗り越えていくうち、互いにかけがえのない友だちになっていることに気付く。その2人の関係性は「あなたの笑顔に何度助けられただろう。ありがとう。ありがとう。Best Friend」という歌詞にも表れており、スポットという大切な友だちができ、弱虫だったアーロが逞しく成長して新しい世界へ飛び出していく姿は感動的だ。
「Best Friend~Mother Earth Version~」は、本作で描かれる雄大な自然風景と感動的なストーリーによりマッチするよう、ピクサー監修の下、オリジナル曲に壮大なオーケストラの演奏でアレンジを加えて完成。ピーター・ソーン監督は、「この曲は、本作の感動的なテーマである「真の友情を見つけ出し、大切に育むこと」に完璧にマッチしているばかりか、主人公アーロと少年スポットの関係を思い起こさせてくれます」と語る。
本ミュージック予告(https://youtu.be/Iaw7-nzOl2A)に台詞は一切出てこないが、大切な友情について歌い上げる「Best Friend」と合わさることで、台詞がなくても2人が次第に友情を育んでいく様子が伝わり、感動を呼び起こす。これは本作において「言葉の壁を超えて感動を生み出すアニメーション」を志したピーター・ソーン監督の思いと通じる。
本作で初めて長編アニメーション作品の監督を務めるピーター・ソーンが、アニメーションの世界に飛び込んだきっかけは、母親との大切な思い出だったという。彼の両親は韓国人で、ソーン監督はたびたび母と一緒に映画を観に行っていたが、母親は英語に堪能ではなく映画の内容を理解できず、監督は母親と笑いや感動を共有できなかった。しかしある日『ダンボ』を見に行き、ダンボが檻に入れられた母に会いに来たシーンで、台詞が一切ない中「私の赤ちゃん」という曲が流れた時、監督の母も周りの人と一緒に感動して涙を流していた。その姿を見て、言葉が分からなくても、映像や音楽で心を動かすアニメーションの素晴らしさに気づき、本作でも“言葉を超えた感動”を描くべく、シンプルなストーリーと感動を盛り上げる圧倒的な映像美・エモーショナルで印象的な音楽にこだわったという。
怖がりで弱虫な恐竜のアーロと小さいけれど勇敢な少年スポット。言葉が通じなくても心が通じ合い親友になっていくアーロとスポットの関係性には、言葉を超えた感動を目指した監督の思いが溢れている。ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』は、3月12日公開だ。
(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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