2015/12/21
アカデミー賞受賞作曲家のバート・バカラックが、10歳の自閉症の息子を育てる一人のシングルファーザーを描いた長編映画『Po』のスコアを手掛けることが明らかになった。
バカラックは自身の思いもあって同作品を手掛ける。娘のニッキーがアスペルガー症候群なのだ。バカラックは昨年、同映画の監督であるジョン・アッシャーと飛行機で偶然一緒になり、カーペンターズで有名な名曲「遙かなる影(Close To You)」の使用を許諾。さらに同映画を観た彼は音楽を手掛けることも了承したという。バカラックはステートメントにて、「映画に大変感動したので喜んでスコアを手掛けた」と述べている。
同映画ではクリストファー・ゴーラムが父親役、ジュリアン・フェダーが息子を演じる。
8つのグラミー賞受賞をはじめ、アカデミー賞では映画『ミスター・アーサー』で歌曲賞を、『明日に向って撃て!』で歌曲賞および作曲賞を受賞しているバカラック。『何かいいことないか子猫チャン』や『007 カジノ・ロワイヤル』などの映画にも音楽を提供している。
なお、アッシャーも声明で、「息子が自閉症と診断されて間もなく、8年前から“Po”に取り組んできました。長い時間かかっていますが、飛行機を一本逃しバートの隣に座ることになったりと、全てが運命に祝福されています」と述べている。
ジョン・アッシャー監督による映画『Po』の公開日は、現時点ではまだ発表されていない。
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