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2015/11/16

宮沢りえ「欲深く生きている自分が恥ずかしい」 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を朗読

 オ-ディオエンタ-テインメントサ-ビス「Audible」のプレス発表会「Audible パブリック リ-ディング-物語に耳を澄まそう」が16日、東京都内で行われ、女優の宮沢りえ、コピ-ライタ-の糸井重里氏、イラストレ-タ-のエドツワキ氏が出席した。
 同サ-ビスでは幅広いジャンルの本やオ-ディオエンタ-テインメントを、アプリで聴くことができる。イベントでは宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をイメ-ジしたエド氏のライブペインティングをバックに、宮沢が詩の朗読を披露した。
 朗読後にはト-クショ-も行われ、久しぶりに同詩を読んだという宮沢は「カタカナではなく平仮名で書いてある原稿を読んだ時に、胸が熱くなって泣きそうになってしまいました。今、いっぱい物や情報があふれている中で、とても欲深く生きている自分が恥ずかしくなって、キュンってしました」と明かした。
 朗読という表現については「力を抜いて声を発する、言霊というものにするには、立って身振り手振りをする以上に一言一言にエネルギ-を大切に注がないといけないと思っていますので、精神を整える事は意識しています」と女優業との違い述べた。
 エド氏から「声がセクシ-」と褒められた宮沢は「読んでいる時に後ろから筆が紙をなぞる音がしてきて、とても官能的でいいものだと思いました」とイラストと朗読のコラボレ-ションを楽しんだ様子だった。
 また、朗読の魅力について宮沢は母から娘へ行う読み聞かせを例に挙げ「耳から物語が入ってくる楽しさは子どもの時に一番経験していると思います。それを大人になってできるのはちょっといいなって思います」とアピ-ルした。
糸井重里氏(左)と宮沢りえ
 

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