2015/11/01
NHK総合の音楽番組『SONGS』にて『斉藤和義~濱田岳と語る「本当のボク」~』と題し、二人の対談の模様が10月31日に放送された。
濱田が出演し、斉藤が主題歌と音楽プロデュースを担当した映画『フィッシュストーリー』の舞台挨拶で出会って以来、親交を深めてきたという二人。2010年には濱田がミュージックビデオに出演したCMソング「ずっと好きだった」、2011年にTVドラマ『家政婦のミタ』のテーマ曲「やさしくなりたい」が大ヒットを記録した斉藤だが、活動当初は“人から出たアイディアを形にする”CMやドラマなどのタイアップ曲の仕事を、カッコ悪いと思っていたと告白する。現在のように積極的に受けることになった理由について濱田に聞かれると「40歳を過ぎて“どうせじじぃだ”と思ったから」と、心境の変化を語る斉藤。年齢を重ねて「カッコつけてもしょうがない」と思えるようになったことで、自身の制作活動に遊び心が生まれたそうだ。
こうした心境の変化が、「家族の再生」をテーマにしたドラマのテーマ、すなわち「人から出たアイディア」に、東日本大震災後の自身の思いを重ねることで生み出された名曲「やさしくなりたい」の誕生へと繋がっていったという。
番組では、二人の対談のほか「ずっと好きだった」「やさしくなりたい」、そして最新アルバムより「時が経てば」のパフォーマンス映像も放送。いつになくメッセージ性の強い詞の内容が印象的な「時が経てば」だが、そこにはタイアップを受けることになった理由と同じく、年齢を重ねた今だからこそ説得力を持って歌えるメッセージを込めたと話す。同曲からにじみ出る斉藤のストレートな“熱さ”には、飲み仲間の濱田も思わずハッとさせられたという。
次回の『SONGS』「中島みゆき~「夜会」への招待~」は、11月7日放送予定となっている。
◎『SONGS』
NHK総合 毎週土曜 午後11時30分~
http://www6.nhk.or.jp/songs/
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