2015/09/11
50’sやオールディーズのファンにお馴染みのグループ、シャ・ナ・ナのオリジナル・メンバーだったデニス・グリーン(66)が、9月5日に亡くなっていたことが明らかになった。ニューヨーク・タイムズ紙が報じている。
結成直後の1969年、【ウッドストック・フェスティバル】でのスタンド・パフォーマンスを機に一気に有名になったシャ・ナ・ナ。反体制文化の集会で多く見られた、きわどいパフォーマー達とは異なり、より無害な50’s暴走族のクールさに立ち返ってドゥーワップやそのイメージにあった初期ロックンロールのカバーをやっていた。
急速に失われていく時代に向け人々の感情を刺激したシャ・ナ・ナは、映画『グリース』やTVドラマ『ハッピーデイズ』などと同類の文化的現象に先立ち、ロック最初期を懐かしむアーティストだった。実際、シャ・ナ・ナは映画『グリース』に登場し、「Tears on My Pillow」(グリーンがリード・ボーカルを担当)や「Born to Hand Jive」ほか多数の曲をパフォーマンスしている。彼らはその後、1977年から1981年まで自身のグループ名を冠したテレビ・シリーズを持つに至った。
なお、グリーンは同グループでの15年間の活動の後、法律業に従事するため脱退。最終的にはイェール大学で学位を取得し、法律学の教授となった。
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