2015/09/07 20:38
東京交響楽団の音楽監督を務めるジョナサン・ノットが、2026年3月まで任期を延長することを発表した。
ジョナサン・ノットの任期延長は当初2020年度までが予定されていたが、9月6日の【モーツァルト・マチネ 第22回】公演を終えて、この関係をもっと長く続けていかなければと感じたノットは、急遽10年の延長を決定。理由について「3年ではなく、もっと大きい流れの中で音楽づくりを進めたいと思った」と述べた。2016年度から始まるシーズン3についてノットは「音楽を分かち合うということは人生そのものを分かち合うということ。人生というものを取り上げるようなプログラム作りに臨んだ」と述べ、2016年4月以降の公演プログラムについて説明した。そして、2016年のハイライトとして12月に行うモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」の演奏会形式を挙げ、「全てのレチタティーヴォは、私がハンマークラヴィーアを演奏します。オーケストラと一丸となって、お客様を巻き込みながらコンサートを作りあげていくことが今からとても楽しみです」と述べた。
東京交響楽団は2016年に創立70周年を迎え10月20日のポーランドを皮切りに、5カ国5都市にてヨーロッパ・ツアーも開催される。ツアーでは70年間を振り返り、楽団が日本初演を行ったショスタコーヴィチ「交響曲 第10番」と、委嘱初演をした武満徹「弦楽のためのレクイエム」を中心にプログラムが組まれ、日本でも2016年10月に同じプログラムを楽しむことができる。
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