映画『天空の蜂』完成披露プレミア試写会が、8月20日、東京国際フォーラムで行われ、出演者の江口洋介、本木雅弘、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、やべきょうすけ、松島花、落合モトキ、石橋けい、永瀬匡、秦 基博、そして監督の堤幸彦が登壇した。

　本作は、最新鋭にして日本最大、全長34mの超巨大ヘリコプター“ビッグB”を乗っ取り原子力発電所の真上に静止させるという「原発テロ」事件と、その危機に立ち向かう人々の8時間の攻防を描いた、東野圭吾原作のサスペンス巨編。

　主題歌を担当した秦 基博から「高いところは平気ですか？」という質問を受けた江口洋介は、「それが、苦手です（笑）」と告白。監督に「今回はCGなしで」と言われ、ヘリコプターから身を乗り出すというようなシーンを実際に行ったというエピソードを話すと、「始まった時からずっとピンチでした。」と撮影を振り返った。

　“ビッグB”を奪った男を演じた綾野は、1番共演シーンが多かった本木に対して「気さくで優しい印象を受けていましたが、いざ撮影が始まると目が狂気になって、すごく闇が深くなるんです。あれは、どうやっているんですか？」と質問。それに対し本木は、「またまた～。憑依俳優にそんなこと言われるなんて…」と逆に綾野の技術力を評価し、すかさず堤監督も「綾野剛は、自分の意思で汗が出せる。」と、エピソードを披露した。

　終盤では“ビッグB”を模した実物大（34m）の巨大バナーが登場する場面もあり、4000人集まった観客を大いに沸かせ、最後に江口洋介が「この映画で伝えようとしたことは、見て頂ければ、きっと届くと思います。」と胸を張ってコメントした。映画は、9月12日より全国ロードショー。

◎公開情報
『天空の蜂』
2015年9月12日（土）より全国ロードショー
監督：堤幸彦
出演：江口洋介、本木雅弘、綾野剛、國村隼ほか