2015/08/20 14:27
フジテレビの音楽番組『水曜歌謡祭』が8月19日に放送。今回は2大スター、DREAMS COME TRUEのスペシャルステージと、デビュー25周年をむかえた福山雅治の、10代限定のプレミアムライブがZepp東京から生中継された。
およそ1か月ぶりの放送となった今週の水曜歌謡祭は、スタジオを離れ、お台場夢大陸の野外から生中継でスタート。浴衣姿の渡部と艶っぽい森高千里が、夏の夜を彩った。90年代から現在に至るまで、トップア―ティストとして君臨する、DREAMS COME TRUE、福山雅治という2大スターを迎え、今週は収録と中継を野外から贈るという、異例の形態で放送された。
オープニング後は「ドリカム26年分の貴重映像」をスタジオ収録から放送。芸能界のドリカムファンが集い、中村正人を囲んでこれまでの軌跡を振り返った。
1989年のデビュー年にリリースした「うれしはずかし朝帰り」では、フジテレビの初登場シーン(夜のヒットスタジオ)が紹介され、初々しい吉田&中村に、スタジオが笑いに包まれる。90年代は「決戦は金曜日」や「サンキュ」、最大のヒット曲「LOVE LOVE LOVE」が、2000年代からは「やさしいキスをして」、「何度でも」など、名曲シーンの数々が連なる。
“ドリカムファンの芸能人思い出の1曲”として、山田花子は、結婚のキッカケとなった「LOVE LOVE LOVE」をトランペットで生披露。渡辺直美は、ドリカムがMCを務めた音楽バラエティ『うれしたのし大好き』の、一夜限りの復活特番で披露した「すき」や、十八番である「未来予想図」を、初期の代表曲となった「うれしい!たのしい!大好き!」には、住吉美紀と東貴博が絶賛し、司会の森高は、夫である江口洋介の出演ドラマ「救命病棟24時」シリーズの主題歌「その先へ」を挙げ、それぞれが思い入れを語った。
また、スタジオメンバー以外にも、吉田羊が「眼鏡越しの空」というコアファンならではの1曲を挙げたり、徳永英明やAI、クリスハートにスタジオのMay J.やMs.OOJAなど、著名シンガーの間でもドリカムのカバーは絶えず、いかに彼らの楽曲が多くのアーティストに影響を与えてきたということ、途絶えることのないヒットナンバーと、吉田美和の唯一無二の歌声が、世代を超えて多くのファンを魅了し続けているのだと、物語った。
そして、ドリカム・スペシャルステージでは、テレビでは11年ぶりのフル演奏として「やさしいキスをして」が披露された。今年で50歳をむかえたとは思えない、吉田の張りと艶のあるパワフルなヴォーカルに圧巻、そしてこの曲の“黒さ”を忍ばせる、滑らかなグルーブと美しい旋律に、酔いしれた。
後半は、福山雅治の25周年を記念して、特集とライブの生中継が放送された。90年代初期、ドラマの出演などでブレイク、1994年の9thシングル「IT'S ONLY LOVE」で首位獲得、アーテイストとしても一気に飛躍し、翌年リリースのダブルミリオンとなった「HELLO」や「Message」、松本英子のセルフカヴァー「Squall」共に大ヒットした「HEAVEN」など、90年代後期のナンバーから、ミレニアムの代表曲となった「桜坂」や「家族になろうよ」など、これまでの軌跡を振り返り、中国語で披露した台湾のコンサートや歴代記録など、途絶えない福山の功績を称えた。
今回、水曜歌謡祭では初の試みとなる、ライブ会場からの生中継として「10代限定ライブ」をZepp東京から放送。ライブ開催の発端は、年末ライブ後のツイートに、「おっさんなのにカッコ良すぎて気持ち悪い!」という10代からの書き込みがあり、これは10代にも“気持ち悪い!”改めて、自分の魅力を知らしめなければ…という理由からだったという。会場の中継に繋ぐと、若さ溢れる熱気に包まれ、福山自身も“6歳くらい若返った”とつぶやくほど、やはり10代のパワーというのはすさまじいものがあった。
1曲目は、この世代にも馴染みのある、2003年のNo.1ソング「虹」。どこかUKロックを彷彿させるようなサウンドと、上下ブルーの衣装がマッチした、爽やかな風を運ぶ“青い”ステージに。2曲目は、一転して“赤い”ライトが福山を包み、見事なギターソロからはじまる新曲「I am a HERO」をテレビ初披露。自身にリンクしたような歌詞と、これまでのシングル曲にはなかったような、ハードロック・サウンドが、新しい福山雅治を感じさせてくれた。静も動も柔軟にこなし、女性ファンならず男性ファンをも魅了する理由、あらためてスターだと実感するステージとなった。
次回の水曜歌謡祭は1週あけ、9月2日(水)よる7時57分に放送される。
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