2012/05/29 00:00
約1年前、オマリオンの音楽キャリアはまるで凍結したかのように何の動きもなかった。しかし今、彼は再びストリートに姿を現し、人々は彼の新たなニックネーム“MAYBACH O”を叫び祝福の言葉を投げかけている。
ヴォーカール・グループB2Kの元メンバーで、R&Bシンガー、俳優、ダンサーの肩書きも持つオマリオン・グランベリー(27)は、2週間前にリック・ロスがワーナー・ブラザーズ・レコード傘下に擁するMAYBACH MUSIC GROUP(MMG)とレコード契約を締結したことを発表。現在はアトランタのスタジオで制作作業に没頭している。ちなみに同じスタジオの隣の部屋では、レーベル仲間となったワシントンD.C.出身のラッパー、ワーレイが新作のレコーディングを行っているそうだ。
そのワーレイはデビュー・アルバム『アテンション・デフィシット』を2009年にリリースして159,000枚を売り上げたが、彼は自身のキャリアが軌道に乗ったのはロスに目をかけられてMMGと2011年2月に契約を結んでからだと考えている。実際、ロスの助力のもとでリリースした2作目『アンビション』は、425,000枚という高い売り上げを記録している。
そんなワーレイと同じくロスに見出されたオマリオンは、MMGからの移籍第1弾アルバムの準備を進める中、デビュー・シングル「レッツ・トーク」のビデオを5/23に公開したほか、間もなく新たなミックステープをリリース、さらには仲間と共にリリースするアルバム『セルフ・メイド VOL.2』に少なくとも2曲は収録することになるとコメント。新天地で新たなチームに支えられ、復活を果たすと信じている。
「俺は今まで以上に曲をたくさん書いているし、ダンスも以前とは違うものになった。そして何よりも変わったのは、とにかく人々を喜ばせたいと思っていることさ。俺がどんな方向へ行くかなんて誰にも想像できなかったと思うし、“オマリオンは次に何をやるんだ?”と疑問に思っていたと思う。そして今、その答えが目の前にある。これこそ、俺が次にやることさ」。
BK2がデビュー・アルバムをリリースした2002年、オマリオンはまだ18歳で、それから2年後にソロに転向。ソロ・デビュー作『O』は2005年にリリースされ、ザ・ネプチューンズとロドニー・ジャーキンズのプロデュースのもとで765,000枚もの売り上げを記録した。しかし2010年の3作目『オルージョン』はわずか78,000枚しか売れなかった。
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