2015/07/22
7月16日 国内史上初のハイレゾデビューを果たし、発売初日に主要サイトで3冠を達成。「ハイレゾ女子」と呼び名が付くほど話題となった丸本莉子が、歴史あるビクター青山スタジオでGYAO! MUSIC LIVE【丸本莉子 LIVE at Victor Studio 『一本勝負!!』】を遂行し、初のスタジオライブ生配信に挑んだ。
インディーズ時代に全国300か所以上を歌い歩いてきた丸本。普段は「ふつうの女の子」だが、ギターを抱えるとすぐさま音の世界に入り込み、聴き馴染みのある自然なメロディーと歌声で音を奏で始める。ライブではなかなか緊張する事がないという彼女だが、さすがに今回は緊張するとライブ前から少しソワソワした様子を見せていた。
観客がいない中でのライブ。そしてインターネットを通じて世界へ生配信。全てが初挑戦の中、リハーサル時間が大幅にずれ込みながらも、スタート開始ギリギリまで念入りにチェックをする丸本とバンドメンバー。各々不安を抱えながらも、刻一刻と時間は経ち、20時ちょうどに、いよいよGYAO! MUSIC LIVEでライブ配信が開始された。
最初に歌ったのは、「心のカタチ」。 “枯らさないで、笑顔の花。きっときっと愛は生まれるから。”と歌い始める。歴史あるビクター青山スタジオに、丸本莉子の新人とは思えないほど堂々とした歌声がそっと響く。途中から、バンドのサウンドが入ってくると安心したように、はにかんだ笑顔を見せ、どうやら緊張もほぐれたようだった。続いて、地元の子供からも、振り付けをマネされるほど人気のある「ご機嫌ベイベー」を歌唱。アッパーなテンションで歌い切ったところで、「みなさん、こんばんは~!!」と明るく画面に向かい叫び、「きっとこんばんは、と言ってくれてるんですよね!?(笑)」と、可愛らしく笑いながら、新人らしい、初々しい様子も見られた。
その後まさかの、機材の接触不良が起こる。「音が出てないです…助けてもらっていいですか!?」とスタッフに呼びかけながらも、画面先のお客さんに向けて「これも生放送の醍醐味ですよね(笑)」と笑いながら、急なトラブルにもMCで対応する堂々たる様子には圧巻された。
トラブルも解消出来たところで、3曲目はハイレゾデビューシングル「ココロ予報」を披露(7月8日以降、一般配信もスタートしている)。4年前、歌手を目指して上京したものの、夢と現実の狭間で上手くいかず苦しんだという丸本が、「私には夢があるから大丈夫」と、自分自身を励ますために作った曲が「ココロ予報」だという。この曲がメジャーデビューのきっかけとなり、今では、「自分だけではなく、沢山の人の励ましになるように、これからも歌い続けていきたい。」と伝えた。
“大丈夫、大丈夫、大丈夫”と繰り返されるサビが印象深いデビュー曲を歌い切った後には、初めてのカバー曲を披露。ユーミンこと荒井由実の「やさしさに包まれたなら」を歌唱した。どこかオリジナルと似たような歌声で、スタジオ全体も丸本莉子のやさしい歌声に包まれた。そんな時間も束の間、まさかの2度目の接触不良が起こる。「助けて~!(笑)」と、叫びながらも「目の前で、拍手してくれる人がいない中でのライブはどんな風になるのだろうと思ったけど、やってみるとすごく楽しいです!カメラの先には、会った事もない人たちがいて、そして海外の方も聞いてるかもしれないんですよね!?」と、明るく楽しんでいる様子を伝えた。
ライブも終盤に差し掛かり、「大切な人をテーマに書きました」と、8月19日に配信が決定している「やさしいうた」を披露。 “君は一人じゃないから”と、観客がいないスタジオの中で丸本の声が響く。「カメラには移っていないけど向こう側には沢山のスタッフがいてくれて、カメラの向こうには沢山の人が応援してくれて、私は凄く嬉しいです。もっと頑張らないとな、いう想いでいっぱいです。本当に有難うございます!!!」と意気込みながらも、ファンに感謝の気持ちを伝えた。
最後に、夢をテーマにした曲、「歩いてゆけ」を歌い、「凄くいい経験になりました」「またお会いしましょう!!!」と言い放ち、およそ40分にわたるGYAO! MUSIC LIVE “丸本莉子 LIVE at Victor Studio 『一本勝負!!』を締めた。
生配信されたこのスタジオライブの様子は、全て録音されており、大好評につき7月23日にハイレゾ限定アルバムとして、発売される事が急遽決定した。スタジオライブの生配信を経て、約1週間で発売されるという新人では異例の偉業である。デビュー曲「ココロ予報」でハイレゾサイト3冠を達成した丸本莉子だが、スタジオライブ音源もかなり期待できる内容の為、今後の動きも楽しみである。
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