2015/07/13 19:10
アメリカ最大級のカルチャーコンベンション【サンディエゴ・コミコン】が先日行われ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプレゼンにJ・J・エイブラムス監督やハリソン・フォードらメインキャストたちが登壇した。
本プレゼンは世界初公開となる3分30秒のメイキング映像からスタート。そこではCGやミニチュアに頼るだけでなく、実寸大のメカやクリーチャーを手間暇かけ、愛情をこめて製作している様が紹介されている。映像が終了すると、会場に集まったファン6500人から大きな拍手で出迎えられながら、監督やプロデューサー、新メインキャスト達らが登場。監督は「このような映画の場合、いつも多くのビジュアルエフェクトとグリーンバックが使われるんだが、今回は、“本物”に感じられるような映画を作ることが我々のキーポイントだった。“本物”っぽく見せることは、“本物”じゃないと不可能だから、映画の中で多く使われているビジュアルエフェクトはあるものの、セット、キャラクター、小道具を実際に作り、ポストプロダクションでCGで作るものも、実際に俳優たちが体験できるロケーションやキャラクターとの接触を現場に提供した。そのことで、他にもっと重要なことに力を注げるようにしたんだ」と、全てCGに頼るのではなく、本来の映画作りのやり方で撮影を進めていったことを告白した。
またこの日、謎のキャラクター“カイロ・レン”はダークサイドであることが明らかになり、演じた米俳優アダム・ドライバーが登場した。アダムは、「撮影中は自分が演じた“悪”や“邪悪なもの”についての会話はしてない。単に“悪”と“正義”の差をどう考えるかが重要なんだ。そこがストーリーの大きなポイントなんだ」と、撮影を振り返った。ハックス将軍役のドーナル・グリーソンとキャプテン・ファズマ役のグウェンドリン・クリスティも登場し、悪役が初めて公式に紹介された場となった。
そして最後に今年3月の飛行機事故以来初の公の登場となるハリソン・フォードが登壇すると、万雷の拍手が沸き起こった。ルーク、レイア、ハン・ソロを演じたマーク・ハミルとキャリー・フィッシャー、ハリソン・フォードの3ショットが30年以上ぶりに実現し、3人が同じステージに立つ記念すべき瞬間に会場は大いに沸いた。
プレゼン終了後には、会場近くのエンバカデロ・マリーナ・パークでサプライズ・コンサートが用意され、観客たちはキャストらと徒歩で会場まで移動。サンディエゴ・シンフォニーによる屋外コンサートでは、作曲家のジョン・ウィリアムズの紹介後、映画のテーマ曲が演奏された。最後に花火が打ち上げられ、熱狂と興奮の中、本プレゼンは幕を閉じた。
◎公開情報
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
2015年12月18日(金)より全国ロードショー
監督:J・J・エイブラムス
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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