2015/05/22 11:00
映画も首位デビューを果たした『ピッチ・パーフェクト2』のサウンドトラック盤が10万枚を突破し、No.1をマークした今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
先週末に北米で公開された『ピッチ・パーフェクト2』は、その週末3日だけで興行収入84億を突破。2012年に公開された『ピッチ・パーフェクト』の続編で、大学の女子アカペラグループによる青春コメディーというストーリーから、映画中で歌われる楽曲が盛り込まれたサントラ盤も、人気が高い。
前作『ピッチ・パーフェクト』からは、アナ・ケンドリックの「カップス」が、HOT100チャートで6位、アダルト・コンテンポラリーではNo.1をマークする大ヒットを記録した。本作にも、アナのナンバーをはじめ、アカペラグループのペンタトニックスや、ジェシー・Jといった人気シンガー等が参加していて、音楽が映画のワンシーンを盛り上げている。
日本では、そのシリーズ1が5月29日に公開決定。同サントラ盤も公開2日前の27日にリリースが予定されていて、年内には今週No.1をマークした、このシリーズ2も公開予定。日本でも、学生のアカペラグループによる対抗戦を放送した番組が高視聴率をマークしていることも含め、アカペラ熱はさらにヒートアップしそう。
先週の30位から4位へ、一気にジャンプアップしたのは、デヴィッド・ゲッタの『リッスン』。ここ1、2年の間で実施されはじめた、グーグル・プレイの限定セールによる効果で、現在11位にランクインしている、ニッキー・ミナージュとのデュエット・ソング「ヘイ・ママ」のヒットが、後押しした。
6位に初登場したのは、オルタナティヴ・バンド、インキュバスのEP盤『トラスト・フォール(サイドA)』。今年でデビュー20周年を迎えた彼らの5枚目のEP盤、オリジナルを含めると12枚目のアルバムで、コンピ盤を含めると、6作目のTOP10入りとなる。
2000年に「ドライヴ」が大ヒットし、翌年リリースのアルバム『モーニング・ビュー』で2位をマーク、2006年の6thアルバム『ライト・グレネイズ』では、初の首位を獲得した。本作は4曲収録の、日本でいうマキシ・シングル的な内容だが、初動4万枚と彼らの人気を物語った結果でもある。
14位には、『ピッチ・パーフェクト2』にも参加している、スヌープ・ドッグの新作『ブッシュ』がデビュー。昨年、「ハッピー」で年間首位に立ったファレル・ウィリアムスのトータル・プロデュース作品で、70年代のファンク・フレイバーや、90'sにカムバックしたようなサウンドが、スヌープのウッディーなラップにマッチしている。ゲストには、 テイラーとのコラボで話題のケンドリック・ラマーや、リック・ロス、ファレルと親交のあるグウェン・ステファニー等が参加している。
Text: 本家 一成
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【先ヨミ・デジタル】玉置浩二「ファンファーレ」ふたたびDLソング首位走行中 『ズートピア』主題歌シャキーラが上昇中
2
<インタビュー>HANA、「NON STOP」に込めた“止まらない”覚悟――【BMSG FES】に『紅白歌合戦』出場、怒涛のデビューイヤーを駆け抜けて
3
「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「一体どんな終幕を迎えることになるのか」「この脚本だと、演者の皆さんは大変だと思う」
4
AI、新曲「Not So Different」&「ハピネス」アコースティックver.をパフォーマンス
5
BE:FIRST&Number_iが総合首位、back number「ヒロイン」がグローバル上昇、雨穴が喜びのスピーチ:今週の邦楽まとめニュース
インタビュー・タイムマシン
注目の画像