2015/05/20
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、アニメ『四月は君の嘘』の第1弾コンピ・アルバム『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が2位以下を大きく引き離し、首位に返り咲いた。今週で25週連続のチャートインとなった。第2弾『四月は君の嘘 トゥインクル リトルスター』も6位となり、この2アイテム同時のチャートインはこれで連続8週目となった。5月15日には原作『四月は君の嘘』コミックス最終巻発売となり、それを記念してオンデマンド番組にて期間限定でアニメ全話配信開始。アニメ終了となった今でもイベントが続々と開催され、話題の途切れないこの2アイテム、まだまだチャートを賑わせてくれそうだ。
巨匠オットー・クレンペラー指揮による『バッハ マタイ受難曲』が、SACDハイブリッドで発売される。2015年、アビイロード・スタジオで、オリジナル・アナログマスターより、96KHz/24bitでリマスター作業を新たに行ったもの。クレンペラーならではの堂々たるアプローチが堪能できる。福音史家にはピーター・ピアーズ、フィッシャー=ディースカウがイエスとなっており、シュヴァルツコップもソリストとして参加するなど、往年の名手達の息吹が感じられる名盤の一つと言えるだろう。国内盤のみの発売予定。
3位はソプラノ幸田浩子のニューアルバム『スマイル -母を想う-』。今回で4週連続の上位チャートインを果たした。シューベルトをはじめとした三大子守歌、賛美歌、ミュージカルなど、世界の愛唱歌や思い出の歌を通して亡き母への心情を表現したアルバム。リリースを記念して5月8日にはビルボードクラシックスによる幸田浩子のソプラノリサイタルが開催された。オペラ、リサイタルなどへの出演予定だけでなく、BSフジ『レシピ・アン』へのレギュラー、オンエア中のTVCMでの歌唱などのメディアでの活躍もいま注目されている。
text:yokano
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