2015/04/23 19:26
4月27日付Billboard JAPAN週間セールスシングルチャート“Hot Singles Sales”では、モーニング娘。'15の『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』が1位。2位には三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE『starting over』。3位には宮野真守『シャイン』という結果になった。
一方、4月22日発表の総合チャート“Billboard JAPAN Hot100”では、「starting over」が1位。2位がゆず「OLA!!」。3位がポルノグラフィティ「オー! リバル」。モーニング娘。'15と宮野真守は4位、5位になっており、TOP3に食い込むことができなかった。この理由としては、両者ともセールス以外のエアプレイ、ダウンロード、ルックアップ、ツイートの各指標で高ポイントが獲得できなかったことが挙げられる。
SoundScan JapanによるCDシングル売上レポートの都道府県別セールスデータを見てみると、『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』と『シャイン』は、関東地域でのセールスが他の地域と比べて突出して高いことがわかる。関東には人口が多い都県が多いが、『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』は総売り上げ3.2万枚のうち、9600枚。『シャイン』は、2.8万枚のうち、1.2万枚を関東で売り上げている。一方、『starting over』は、関東でのセールスは8500枚と上記2枚には及ばないが、東北・甲信越・中部・中国・四国・九州の各地域でのセールスは、上記2枚を上回っている。売上げが高い地域が多ければ、それだけルックアップやダウンロードなどの指標にも跳ね返り、総合で上回ったと予想される。
セールスではTOPになれなかった『starting over』は、全国各地での高セールスを通して、より世間に浸透している“世の中に触れられている音楽”となり、総合チャートで1位を獲得したということになる。1つの地域での高いセールス力よりも、日本全国でバランス良くセールスを積み上げることが、息の長い支持と総合No.1になるカギとなるのであろう。
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