2015/02/27
ロック・バンド、イマジン・ドラゴンズの2ndアルバム『スモーク+ミラーズ』が首位デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
約20万枚を売り上げ、自身初のNo.1デビューを果たしたイマジン・ドラゴンズ。デビュー作『ナイトヴィジョンズ』(2012年/2位)がアメリカだけで250万枚、ワールドセールスでは700万枚を突破する大ヒットを記録し、アルバムからの2ndシングル「レディオアクティヴ」が1000万ダウンロードを突破するというモンスターヒットに至ったのも、記憶に新しい。本作からも、「アイ・ベット・マイ・ライフ」が28位まで上昇していて、今作からもまた、超級のロング・ヒットが生まれることが期待される。
先週、急遽配信のみでリリースされた話題作、ドレイクの『イフ・ユア・リーディング・ディス・イッツ・トゥ・レイト』は、今週も19万枚のセールスを記録して首位と僅差で2位に、2週で70万枚を突破する売上げに達している。
そして、先週そのドレイクに主役を奪われ、惜しくも2位にデビューした『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のサントラ盤だが、初動枚数だけで26万枚、今週は17万枚と、こちらも2週で40万枚を超えるセールスを獲得する大ヒットを記録している。
バレンタイン・ウィークから全世界で公開がスタートしたこの映画、R指定映画としては異例の3500を超えるスクリーンで上映され、週末興行収益は世界で2億3千万ドルを突破する興行収益をマーク。この記録は、R指定映画の初回成績歴代1位の『マトリックス・リローテッド』を抜き、歴代記録を更新したこともあり、その大ヒットに比例してサントラ盤も絶好調といったところ。シングル・チャートでは、映画のテーマ曲、エリー・ゴールディングの「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」が3位に、挿入歌として話題をよんでいる、ザ・ウィークエンドの「アーンド・イット(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)」が9位に、今週2曲がTOP10入りを果たしている。
4位のテイラー・スウィフト『1989』は、ついに10万枚を切った(週間93,000枚)が、それでも10万枚近いセールスは死守。今週は、3rdシングル「スタイル」が8位、2ndシングル「ブランク・スペース」が7位とTOP10内にダブル・エントリーしていることもアルバムセールスにつながっている。
【グラミー賞】の主役、エド・シーランとサム・スミスが5位、6位と続き、エド・シーランは「シンキング・アウト・ラウド」が首位と僅差の2位まで迫っている。
7位に上昇した、マルーン5の5thアルバム『V』からは、3rdシングルの「シュガー」(4位)が大ヒット中、メーガン・トレイナーの『タイトル』(8位)が続き、「オンリー」(16位)と「トリュフ・バター」(17位)がダブルエントリーしている、ニッキー・ミナージュが9位、ホージアが10位と、以下、【グラミー賞】関連やシングル(HOT100)チャートでTOP10入りを果たしているアーティストの作品で、独占された。
とはいえ、アルバム賞を受賞したベックが先週の8位から23位でダウンするなど、今年は例年通り、【グラミー賞】の効果が、シングル、アルバム・チャート共に、大きく反映していないような気がする。
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