2015/02/27 11:00
首位の入れ替わりはなく、マーク・ロンソン&ブルーノ・マーズの「アップタウン・ファンク」が、ついに8週目のNo.1獲得をむかえた、今週の米ビルボード・シングル・チャート。
今週で6週目の2位をマークした、エド・シーランの「シンキング・アウト・ラウド」との入れ替わりなるか、と予想していた今週のシングルチャートだが、「アップタウン・ファンク」が強い。米国だけでなく、UKやニュージーランド、オーストラリアでも首位を獲得、日本のラジオでもよく耳にするようになり、世界的大ヒットに至っている。それに通じて、マーク・ロンソンの4thアルバム『アップタウン・スペシャル』(12位)もゴールド・ディスクに認定され、UKでは首位をマークしている。
今週、【グラミー賞】の効果を受けてTOP3入りはかたいだろうと予想していた、リアーナ、カニエ・ウェスト&ポール・マッカートニーの「フォー・ファイヴ・セカンズ」は、予想に反して4位から6位へダウン。かわって、意外な曲がTOP3入りを果たした。それが、エリー・ゴールディングの「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」で、UKをはじめとした主要6か国ですでにNo.1を獲得、アメリカでは2011年リリースの「ライツ」(2位)以来、2曲目のTOP3入りとなった。
60か国以上のiTunesチャートで首位をマークしたこの曲、現在公開中の映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のテーマソングとして起用されていて、映画の大ヒットによって、ブレイク。そのサントラ盤も、先週の2位から3位にダウンするも、2週目にして17万枚を売り上げる大ヒットにいたっていて、予想だにしてなかった、エリー・ゴールディングが初のNo.1獲得という展開も、みえてきた。
さらに、その『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』から、挿入歌としてプレイされている、ザ・ウィークエンドの「アーンド・イット(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)」も、エリーに続いて今週9位に、1月までTOP10入りしていた、アリアナ・グランデとのデュエット曲「ラヴ・ミー・ハーダー」に続く、自身2曲目となる連続TOP10入りを果たしている。映画のイメージを表現した、官能的な内容に仕上がったPVが人気で、ストリーミング回数も好調。ザ・ウィークエンドにとって、本格的なブレイク年になりそうだ。また、そのアリアナ・グランデの新曲「ワン・ラスト・タイム」は、先週の80位から34位へ、急上昇している。
先週のアルバムチャートで、衝撃的な首位デビューを果たしたドレイクだが、今週のHOT100チャートでは、100位内になんと14曲をランクインさせるという快挙を成し遂げ、アルバムに続きシングルチャートでも、大旋風を巻き起こしている。
そのドレイクに主役を奪われた【グラミー賞】ノミネート・アーティスト等だが、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」が再びTOP10入りを果たすと予想していたものの、先週の11位から20位にダウン。今年は、グラミーの効果がさほど大きく反映していないように思える。
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