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2015/02/23

藤野涼子「うそと本当について考えて」 自らの最も重い罪を“告発”

 映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』の完成披露試写会が23日、東京都内で行われ、出演者の藤野涼子、佐々木蔵之介、夏川結衣、黒木華、田畑智子、塚地武雅、松重豊、小日向文世、尾野真千子、成島出監督ほかが出席した。
 本作は、宮部みゆき氏のヒューマンミステリー小説を前後篇で映画化。宮部氏のお墨付きを得て、役名での女優デビューとなる藤野は「傍聴人(観客)の方がこんなにいるとは思っていなかったのでびっくりしています。皆さんに楽しんでいただけるとうれしいです」とあいさつし、「映画を見て真実は何なのか、“うそと本当”について考えていただけたらと思います」とアピールした。
 中学生キャストによるあいさつに耳を傾けた佐々木は「子どもたちの立派なごあいさつで現場を思い出しました。現場でも彼らは真っすぐでひたむきに芝居をしていて、僕らも全身全霊でやりました」と振り返った。
 夏川も「子どもたちが頑張って、歯を食いしばって作品作りをしてくれました。見習わなきゃいけないことなど、いろいろな刺激を受けました。今日は子どもたちをたくさん見てあげてください」と呼び掛けた。
 また、タイトルにちなんで、これまでについた一番大きなうそを問われた藤野は、「お母さんが食器を集めるのが好きで、高価な食器もあります。洗っているときに大切にしていたコップを壊してしまって、お母さんは怒ると怖いのでお父さんに(罪を)なすりつけたこと」と告白。「今、初めて“告発”したので帰ってからが怖いです」と笑わせた。
 映画は、前篇・事件が3月7日、後篇・裁判が4月11日から全国ロードショー。

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