2015/01/24
今週の洋楽まとめはビョークの話題から。アルカやハクサン・クロークといった気鋭のプロデューサーを招き2015年3月にリリース予定とされていた新作アルバム『Vulnicura』が、不意にリークしてしまったことを受けて急遽予定を変更、今週からiTunesで配信を開始した。先日マドンナも同様のリーク騒ぎがあっただけに、今後有名なアーティストであればあるほど対策が重要な問題となりそうだ。また、ビョークは3月に同作のニューヨーク・ツアーを行うことも今週明らかにしている。
ビョーク、アルバム『Vulnicura』がリークしたため急きょ発売へ
ビョーク、ニューアルバム『Vulnicura』に伴うNYツアーを発表
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現在プロモーション来日中のUKシンガー、オリー・マーズは今週も絶好調、国内の洋楽ビルボード・チャート連続制覇となった。今週はソニーのコンペやフリーライブにも出演し、一層日本のファンへアピール、話題を集めた。
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また、その他にも先週から今週にかけて、2CELLOS、FKAツイッグス、ロイヤル・ブラッド、ザ・スクリプトなどの面々が来日公演を行い注目を集めた。
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今週も新たに来日予定のアクトが続々発表となった。グラミー最有力候補と言われる英国歌手サム・スミスが5月に、その対抗馬の一人であり、今週ついにテイラー・スウィフトの『1989』を破ってアルバム・チャートでも1位になったメーガン・トレイナーが4月に、それぞれ来日公演を行うことを発表。その注目度を考えれば、グラミー賞の行方に関わらず、両公演ともプレミア化は必至だろう。是非注目しよう。
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その他公演で注目したいのは、なんといっても現代JAZZ最重要ピアニストと言われるロバート・グラスパー。今回のツアーでは、ライブハウスでの公演に加えフェスへの出演も決定し、ますます幅広いリスナーへアピールする機会になりそう。また、2013年のドラムの死去以来、初となる新作アルバムを引っさげてのザ・シャーラタンズの来日公演も決定している。
ロバート・グラスパーが5月に来日 ビルボードライブおよびTAICOCLUBに出演
ザ・シャーラタンズ 最新作をひっさげた来日公演を開催
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グラミー賞といえば、もちろん主要4部門の行方も気になるところだが、もう一方で注目したいのが各ジャンルごとのグラミーの行方。あのSPICY CHOCOLATEがジャマイカを代表するアーティストと組んでノミネートされた“最優秀レゲエ・アルバム”や、ジョニー・ウィンターの遺作がノミネートされた“最優秀ブルース・アルバム”などは音楽ファンなら押さえておきたい作品が目白押しとなる。この機会に是非チェックしてみよう。
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最後に気になるニュースをひとつ。最近日本でもよく見かけるようになったセルフィースティック(自撮り棒)が英国のコンサート開場で禁止になったという話題。日本のライブハウスではまだそれほど見かけないが、国内でもいずれ話題になりそうな問題だ。今後の展開を待つまでもなく、早めに対策を行うライブハウスも出てきそう。
英国でスポーツ・アリーナに続きコンサート会場でも“セルフィースティック”(自撮り棒)禁止
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