2015/01/07
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位は福岡県の精華女子高等学校吹奏楽部『挑戦!ブラバン少女』。全日本吹奏楽コンクールでは金賞を連続受賞している超有名校だ。「華麗なる舞曲」を始めとする超難曲や2014年吹奏楽コンクールやマーチングコンテストで演奏された曲などを収録。初回生産限定盤のDVDでは、生徒達の挑戦を追いかけたドキュメンタリー映像を見ることが出来る。12位のファーストアルバム『熱血! ブラバン少女』は今回で30回目のチャートイン。2014年2月の発売以来20,000枚を越えるセールスを記録し、ビルボードジャパンチャートでは2014年クラシック年間チャート第1位に輝いた。
第2位には中学生のピアニストとヴァイオリニストの成長を描いたアニメ「四月は君の嘘」より、コンピレーションアルバム『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が去年に引き続き6回目のチャートイン。1月末には、大好評のクラシックコンサート第2弾の開催が東西2会場で行われる。モデルアーティストの阪田知樹(ピアニスト)、篠原悠那(ヴァイオリン)を始めとした演奏家による、コミック&アニメに登場する曲の生演奏や、ゲストを迎えてのトークが予定されている。
第3位のサラ・オレインのセカンドアルバム『SARAH』は14回目のチャートイン。スペイン・バルセロナで開催されたフィギュアスケートGPファイナルで、見事2連覇を果たした羽生結弦選手の、エキシビションでの使用楽曲「The Final Time Traveler」が収録されている。続く第4位は『決定盤! フィギュアスケート・ベスト2014-2015』が2度目のチャートイン。フィギュアスケートの2014~2015年シーズンに向けてリリースされたコンピレーションアルバムとなっている。
第5位にはドイツ往年の名指揮者ヨーゼフ・カイルベルトが1951年から1963年にかけてテレフンケン・レーベルで録音した音源を集めた14枚組セットボックス「ザ・コレクション」がチャートイン。伝統的なドイツ音楽を主要なレパートリーとしたカイルベルトの、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、R.シュトラウス、ワーグナーはもちろんのこと、得意としたモーツァルト、ドヴォルザークなども集められている。ヴェニアス・レーベルが掲げる「過剰なノイズカットや高域強調をおこなわずに、なるべく本来のサウンドを楽しめるようにする」というポリシーにより、臨場感を伴ったサウンドを堪能出来る。
佐渡裕と新日本フィルハーモニー交響楽団によるベートーヴェン『第九』が、4度目のチャートインで第6位となった。2014年10月に発売になった佐渡裕の著書「棒を振る人生 指揮者は時間を彫刻する」(PHP研究所)では第四章をまるまる使い「第九」について語っており、また12月には来日し合計11回の「第九」公演を行う人気ぶり。また年末年始にはNHK BSプレミアムスにて「名門オーケストラを救え 佐渡裕 “歓喜の歌”」が再放送されるなど、第九づくしの期間となった。9位には、佐渡裕とベルリン・ドイツ交響楽団による、ベートーヴェン交響曲第5番『運命』が初登場でチャートイン。カップリングはシューベルトの交響曲第7番『未完成』となっている。
text:yokano
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