2011/11/08
コンラッド・マーレイがマイケル・ジャクソンの2009年の死に関し、過失致死で有罪となった。陪審員は6週間の裁判のあと9時間たらずで評決を下した。この裁判で、検察側はマーレイが強力な睡眠剤プロポフォールをジャクソンに大量に与えた無責任な医師であると主張していた。
上級裁判所裁判官のマイケル・パスターは11月29日の判決言い渡しまでマーレイが警察に拘留されることを発表した。「一般市民は守られるべきだ」とパスターは驚いた表情のマーレイに告げた。彼は4年の懲役を科せられる可能性がある。
マーレイは手錠をかけられて退廷した。
彼は上訴すると見られる。さまざまな要因から、マーレイが懲役刑を受けたとしても、過去に犯罪歴がないので、自宅監禁になる可能性もあると噂されている。
ジャクソン家の家族も法廷にいた。ラトーヤ・ジャクソンは判決を前に「どうしようもないほど震えている」とツイートしていた。
判決が読み上げられるとジャクソン家の座っている方向から小さな叫びが上がった。
法廷の外ではお祭りムードが盛り上がっており、判決朗読後には支持者の声援が湧き上がった。ほとんど一日中「有罪! 有罪!」という人々の繰り返す叫びがTV中継されていた。
マーレイは裁判の間証言しなかったが、ジャクソンが亡くなった2009年6月25日に彼にプロポフォールなどの鎮静剤を与えたことを以前警察に認めている。彼の弁護士はジャクソンがドラッグ中毒で、マーレイがいない間に自分で服用したのだと主張していた。
ヒューストン在住の医師はジャクソンのカムバック・コンサートの期間、おつきの医師として雇われていた。
ジャクソンの家族は裁判の間傍聴席で見守り、ファンは「マイケルに正義を」と書いた看板やTシャツで裁判所の外に集まっていた。裁判は中継され、インターネットでストリームされ、世界中に報道された。
検察はマーレイをふさわしい安全措置も執らずにプロポフォールを使い、死にかけているジャクソンを放っておいた無能な医師と追求した。
マーレイの弁護士は彼の技術をこれまでの患者に証言させて医師が慈愛の天使であると訴えた。マーレイは警察に、ジャクソンがショーの準備のためになかなか眠れないので鎮痛剤を与えたが、死去した日はわずかしか与えていないと述べていた。
マーレイの弁護団は、ジャクソンがマーレイのいない間に勝手に薬を飲んで死んだと述べたが、検察側はそんな理論はクレイジーだと反論した。
マーレイはジャクソンと親密な友情を築いており、彼を傷つけようとするつもりはなく、なぜ彼が死んだのか説明できないと語った。
ジャクソンの50歳の死を巡る状況は、スーパースターのセンセーショナルな人生の物語と同じくらい謎に包まれている。
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