2011/10/28
全11曲からなるアルバム『ゴート・ロデオ・セッションズ』を共作した4人のブルーグラス、クラシック・ミュージシャンたちは、互いのスケジュールを合わせることすら難しいと思われる中、今後もコラボを続けていきたいと切に願っているようだ。
このミュージシャンたちとは、チェリストのヨーヨー・マ、マンドリン奏者のクリス・シール、フィドラーのスチュアート・ダンカン、ベーシストのエドガー・メイヤーの4人で、マはBillboard.comの取材に対して「今回のプロジェクトを通じて素晴らしい時間を共有できたが、僕らにはまだまだ深く掘り下げるべきものが残されていると感じている。4人はそれぞれ異なるタイプのスケジュールに追われていて調整は難しく、特にエドガーは作曲の仕事に取り掛かっているので最も忙しい日々を送っていると思う。でも“意志あるところに道あり”と言うし、状況を見ながら前向きに検討していくよ」とコメントしている。
また、クルックト・スティルのイーファ・オ・ドノヴァンをゲスト・ヴォーカルに迎えて2曲をデュエットしたシールも、「きっとコラボは実現すると思うよ。皆とは最高の時間を過ごせたし、一緒に音楽を作るのは本当に楽しい作業だった。僕らはこれをやるために生まれてきたように感じているし、是非また4人で共演したいと願っている。彼らのようなミュージシャンと関われるのは最高に楽しいし、仲間に加えてもらえたことを心から有難くおもっている」と語っている。
この『ゴート・ロデオ・セッションズ』が実現に至ったのは、シールとメイヤーが10年以上も前に共同で曲作りをしたのがきっかけだったという。
そして2008年にマがクリスマス・アルバム『ソングス・オブ・ジョイ・アンド・ピース』を制作する際、メイヤーがシールもミュージシャンに加えるよう助言し、その後、マが再び3人で共演したいというアイデアを口にしたという。その言葉を受け、シールとメイヤーは4人目のアーティストとしてダンカンの参加を提案し、こうして4人となったメンバーはマサチューセッツ州ケンブリッジにあるマの自宅で初のリハーサルを行ったという。
名前の並びを見た瞬間は「果たしてこのメンバーでうまくいくのか?」と疑心暗鬼だったマも、実際に共演してみるとすぐに波長が合ったそうで、「それは僕らには同じ価値観があるからだと思う。4人とも世の中で起こっていることに興味があり、あらゆる音楽に関心がある。だから話も感覚も合うんだよ。同じ環境で育ったわけでもなく、同じ学校に通ったわけでもない僕らがこうしてグループを作れるのは、まさにアメリカならではの現象だろうね」とマは語っている。
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