2014/10/16
ピンク・フロイド(デヴィッド・ギルモア、リック・ライト、ニック・メイソン)の20年振りとなるニュー・アルバム『永遠(TOWA)』からのリード・シングルであり、20年振りの新曲となる「ラウダー・ザン・ワーズ」が解禁、更にアルバムの制作ドキュメンタリー映像が公開されている。
1994年の『対(TSUI)』以来、20年振りとなるニュー・アルバム『永遠(TOWA)』。新曲「ラウダー・ザン・ワーズ」は日本時間で10月9日の深夜に全世界のラジオ局で解禁。この曲は新作『永遠(TOWA)』の一番最後に収録されている荘厳なバラード・ナンバーとなっている。アルバム『永遠(TOWA)』は日本では11月12日に発売予定。また、制作ドキュメンタリー映像が公開されており、以下は映像の全訳。
◎The Endless River - Short EPK
http://youtu.be/41O2PmucBn4
<デヴィッド・ギルモア&ニック・メイスン>
デヴィッド・ギルモア:『永遠(TOWA)』は、55分あまりにわたる4つのパートにまたがって構築されてゆく、よどみない音の流れなんだ。
デヴィッド・ギルモア:この作品には『対(TSUI)』からの連続体みたいなものが存在するね。『対(TSUI)』の最後から1つ前のフレーズが“the endless river”なんだ。「運命の鐘 (High Hopes)」の終わりに“the endless river forever and ever”(終わりなき川は永遠に)と出てくる。
デヴィッド・ギルモア:唯一のコンセプトは、リックとニックと僕がひとつになって、ピンク・フロイドらしいプレイをしているということ。大昔のことで忘れかけていたのが、ここへきて楽曲を紐解いたことで、一気に感触が蘇ってきたような感じかな。
ニック・メイスン:リックはきっと感激してくれると思うよ。このアルバムでは、彼のやっていることの多くを、かなりいい形で認識できると思うんだ。
ニック・メイスン:一番意義があるのは、リックがやったものを実際に聴くことだと心から思う。リックを失って…彼がいかに特別なプレイヤーだったかを本当に思い知らされたんだ。
デヴィッド・ギルモア:これは彼へのトリビュートなんだ。心を強くかき立てられたり、感情を大きく揺さぶられたりする瞬間がたくさんある。音源を全部聴いてみて、やはり彼がいなくなってしまったこと、そしてこれが彼が僕たちと一緒にあの演奏を聴かせてくれる最後のチャンスだということを思うと、改めて残念に思う。
デヴィッド・ギルモア:ポリーは、僕たち3人が作る音楽には何かしら言葉で言い表せないものがあるということを表現するために、「ラウダー・ザン・ワーズ」に歌詞をつけた。「ラウダー・ザン・ワーズ」の歌詞は、いってみれば、魔法の瞬間のようなものを象徴しているんだ。
歌のアイデアとしてはかなり完成に近かった曲のひとつだね。ポリーは、僕たちがこういう音楽を作るときに得るものを言い表すものとして「ラウダー・ザン・ワーズ」(に歌詞をつけること)を思いついたんだ。ニックも僕も、控えめに言ってもおおよそ口達者ではないから、ポリーは僕たちが音楽を通じて自己表現をするのが適切だとは考えながらも、それを言葉でも説明できるように手助けしてくれている。
「ラウダー・ザン・ワーズ」歌詞より:僕たちは不満を漏らし 衝突する顔を合わせれば互いを非難し合うけれどこうして一緒に事に臨む
デヴィッド・ギルモア:僕たちはそこにある最高の部分をうまくものにできたと思う。これで決まりじゃないかな。
「ラウダー・ザン・ワーズ」歌詞より:人生に疲れたような顔をしながらやるべきことをやる嫌っても 大切に育んでも 愛でてもいい
◎リリース情報
『永遠(TOWA) /THE ENDLESS RIVER』
2014/11/12 RELEASE
<Deluxe DVD Version>
SICP4440-1 5,500円(tax out.)
<Deluxe BD Version>
SICP4442-3 6,500円(tax out.)
<Standard Version>
SICP4444 2,400円(tax out.)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像