2014/10/03
新国立劇場2014/2015シーズンオペラ2作目となるモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』の演出家や主要キャストらが来日し、10月2日より稽古が開始された。
演出は、1982年より30年にわたりチューリッヒ歌劇場の首席演出家を務め、ザルツブルク音楽祭の芸術部門ディレクターも務めるグリシャ・アサガロフ。新国立劇場では2008年、2012年に続く3回目の再演となるが、この度アサガロフ本人も来日し、2週間後の本番に向けて稽古を行った。
今回、タイトルロールを歌うのはアドリアン・エレート。声の幅広さと芸術性の高さから、飯守泰次郎芸術監督から白羽の矢が立てられた。エレートは、2013年12月ヒューストン・オペラでドン・ジョヴァンニのロール・デビューを成功させたばかりで、日本でドン・ジョヴァンニ役を演じるのは本公演が初めてとなる。対する男性2役には、イタリア出身の若手イケメン歌手マルコ・ヴィンコとパオロ・ファナーレが登場。ドンナ・アンナ役には昨年、スイス・バーゼル歌劇場来日公演で『フィガロの結婚』の伯爵夫人役を演じたカルメラ・レミージョが新国立劇場に初登場する。また、ドンナ・エルヴィーラ役は、08年、12年に続きアガ・ミコライが3度目の出演。騎士長役の妻屋秀和も3度目の出演で、本作を支える。モーツァルト円熟期の傑作『ドン・ジョヴァンニ』は、10月16日に幕を開ける。
◎公演情報『ドン・ジョヴァンニ』W.A.モーツァルト作
2014年10月16日(木)、19日(日)、22日(水)、24日(金)、26日(日)
会場:新国立劇場 オペラパレス
指揮:ラルフ・ヴァイケルト
演出:グリシャ・アサガロフ
More info:http://goo.gl/ZdgazV
2014年10月新国立劇場オペラ公演「ドン・ジョヴァンニ」ダイジェスト映像
http://goo.gl/U48Sxq
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