2014/10/01
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、今週リリースされたニューアルバムが大量チャートイン。1位のサラ・オレインはセカンドアルバムと共にファーストアルバムもチャートインする程の人気を見せつけ、2位はLUNA SEAとX JAPANで活躍するSUGIZOのセレクトするコンピレーションクラシックアルバム。3位はマリア・カラスの新ベスト盤、4位は辻井伸行による初のリスト・アルバム、5位は河村尚子渾身のラフマニノフ作品集と、多彩なアーティスト陣が上位を占める結果となった。
テレビ朝日『関ジャニの仕分け∞』で見せる高い歌唱力が話題のサラ・オレインが、セカンドアルバム『SARAH』をリリース。初登場1位となった。映画やミュージカルからセレクトした楽曲や、「糸」「若者たち」などカヴァー曲、2014年ニベアソングの「Always with you ~ふれあうだけで~」など多彩な内容となっている。このCDの発売を記念したコンサートが12月4日渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開催される予定。
2位はLUNA SEAとX JAPANのギタリスト兼ヴァイオリニストとして活躍するSUGIZOがセレクトするクラシック・コンピレーションCD 『SPIRITUAL CLASSIC SUGIZO SELECTION』がチャートイン。両親がプロのヴァイオリニストという環境の中、自身の音楽の原点でもあるクラシック音楽を、本人が拘りぬいて選曲した一枚となっている。バッハ、ベートーヴェンから、バルトーク、ドビュッシー、ラヴェル、サティ、ストラヴィンスキー、ワーグナー、ホルストと多様な作曲家、そして好んで管弦楽アレンジのものを選択するなど、ただのコンピレーションアルバムとはひと味違った意図が垣間見える内容となっている。CDリリースを記念したSUGIZOと伊東雨音によるトークイベントが予定されている。イベント参加の応募締め切りは10月8日。
3位には歌姫マリア・カラスの新ベスト盤『PURE ピュア』がチャートイン。映画と関連深い生涯を送ったマリア・カラスにちなんで、映画に使われた有名オペラ・アリアをコンセプトにコンパイルされ、全18曲中6曲は実際にサウンドトラックに使用されている音源となっている。ハイクオリティーのリマスターによって、ドラマティックなカラスの歌声が、より説得力を得て心を打つものとなって立ち現れてくる。
他、9月下旬リリースの新譜から、8位にインバル=都響の新マーラー・ツィクルス第8弾、10位に映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』で話題のアルゲリッチ33歳当時のシューマン協奏曲、13位にフェシュテティーチ四重奏団によるハイドンの四重奏全集、14位にはチェリビダッケとフランス国立放送管弦楽団の神業的繊細さのラヴェル2枚組がチャートインするなど、充実の内容となった。
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