2014/09/30 16:00
スカーレット・ヨハンソンが主役を務める映画『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』が今週末10月4日から公開される。
ミッシェル・フェイバー原作小説の映画化作品であり、主演はスカーレット・ヨハンソン、監督を務めるのは、ジャミロクワイの「Virtual Insanity」やレディオヘッドの「Karma Police」などの名作ミュージックビデオを数多く手がけてきた映像作家のジョナサン・グレイザー。ベネチア、ロンドン、トロントなど数多くの国際映画祭に出品され、先日、英国識者137人が選ぶ、歴代SF映画トップ100に、近年公開作としては4本しか選出されないなかの1本に選ばれ、高ランクの50位にランクインした注目作となっている。
スカーレット・ヨハンソン演じる妖艶な美女に誘われ、次々と“捕食”され、そして姿も形も無く、衣服だけが残される男たち。謎の美女の正体は、地球外生命体だった。慈悲のかけらも無く男を捕食し続けていたが、ある事がきっかけで人間的な感情を持ち始める彼女に起こる恐るべき惨劇とは?
そんな異色作の映画音楽を担当したのは、ロンドンを拠点に活動するアヴァンギャルド・ポップ・バンド、ミカチュー&ザ・シェイプスのミカ・レヴィ。2009年に名門レーベル<ラフ・トレード>より 『ジュエリー』でデビューしたミカチュー&ザ・シェイプス。アヴァンギャルドながらもポップなサウンドで一躍注目を集め、2011年には世界を代表するコンテンポラリー・オーケストラであるロンドン・シンフォニエッタとのコラボレーションをライブ収録した『チョップド&スクリュード』を発表し、話題となった。翌年には、3年ぶりとなる2ndスタジオ・アルバム『ネヴァー』をリリースしている。
ミカ自身は、今作について「音楽の主題となるコンセプトはすべて主人公(スカーレット・ヨハンソン)に関連付けられている。彼女が経験した様々な出来事と音楽につながりを 持たせるようにしたの。シンバルが表すのは自然。私の中では、周りの風景や物理的な空間を意味しているわ。」と語っており、ベネチア映画祭に出品された際には、審査員を務めていた坂本龍一が彼女の音楽を気に入るなど、高い評価を受けている。
全米では、4月4日~4月6日の週末館アベレージで1位を獲得した今作は、10月4日から新宿バルト9ほかにて公開される。
◎映画『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』予告編
http://youtu.be/HtB9oWu98KM
◎映画情報
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』
10月4日(土)より新宿バルト9ほか公開
(C)Seventh Kingdom Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014
INFO:http://www.finefilms.co.jp/skin/
◎リリース情報
『ネヴァー』
ミカチュー&ザ・シェイプス
ON SALE
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