2014/09/16
ソニー・クラーク歴史的名盤『クール・ストラッティン』に史上初のミュージック・ビデオが制作され、主演に体操選手の田中理恵が起用されていることが発表された。
1958年に発表されたジャズ・ピアニスト、ソニー・クラークによる歴史的名盤『クール・ストラッティン』。ニューヨークの街をクールに歩く女性の美脚写真によって、“最も有名なジャズのジャケット”としても知られる作品だ。
世界初の「クール・ストラッティン」のMVは、10月8日から発売開始するジャズの名盤キャンペーン<ジャズの100枚。>のプロモーション用に企画された。発売元のユニバーサル ミュージックでは、作品にふさわしい“美脚”の持ち主を検討。議論の末、白羽の矢が立ったのが元体操選手の田中理恵だ。
2012年のロンドン・オリンピックでの活躍後、昨年引退した彼女は、選手時代からしなやかな肢体による美しくエレガントな演技で知られていた。2010年の世界体操選手権では、「最も美しい演技をした選手」に贈られる『ロンジン・エレガンス賞』を日本女子選手として初めて受賞している。彼女なら凛とした気品のある美しいウォーキングを見せてくれるであろうこと、そして国民的な人気者であることがポイントとなりオファー。予想もしなかったオファーに最初は「え、私が?」と驚いたそうだが、歴史的なジャズ作品ということで快諾したとのこと。本人とっても初のMV主演となる。
MVは残暑厳しい8月下旬の都内スタジオにて、撮影が行われた。タートルネックの長袖ニットを着用し、ヒールとスカートはジャケット写真と全く同じに見えるものをチョイス。スタジオに入るなり、「緊張しちゃうな~」語ったが、撮影中は、始終ニコニコと笑顔で美脚によるウォーキングと素敵なポーズを披露。スタッフ一同、「笑顔がかわいすぎる」「さすが世界で活躍してきたアスリート」と、その美しさとプロフェッショナルぶりに大感激。撮影の合間にモニター画面で、ニューヨークの街角と自身の映像とがCG合成された映像を見た彼女は、目を輝かせながら「自分の映像を確認するのは、選手時代に演技確認をして以来です」と話した。共演した男性エキストラのダリルさんは、数名の候補の中から、「最もニューヨークのジャズが似合う顔」ということで選ばれた。後半の体操ポーズは、MV中で最もインパクトのあるシーンとなっている。「クール・ストラッティン」が流れるスタジオで撮影はなごやかに進み、撮影開始から約3時間後の夕方に終了した。
ユニバーサル ミュージックは事前に、『問題編~「この美脚は誰?」』と題した顔の見えないMVを9月5日から動画サイトで公開。同時にツイッターやフェイスブック、「ジャズの100枚」特設サイトで「この美脚は誰?」クイズ・キャンペーンを開始し、9月14日(日)の締め切りまでに約200通の応募が届いた。応募には当初はジャズ・アーティストや女優、タレントの名前が多く、更にジュリア・ロバーツ、マドンナ、オードリ・ヘップバーンなどの珍解答が続出。
翌週からはヒントとして「後姿の写真」、「顔の下半分」の写真等を公開すると、田中理恵と答える正解者が増えた。「クール・ストラッティン(問題編)」のYouTube視聴回数は、異例のスピードで3日間で2万回を記録している。
以下は田中理恵からのコメント
「体操選手は筋肉があるので、このジャケットは一般のOLさんの足のイメージがすごく強かったので、大丈夫かなぁと思いながら、(撮影スタジオに)来ました。体操競技も見られている競技ですし、「見せる演技」というのは慣れていたので、撮影はすごく楽しい時間でした。ジャズはすごく大人で、落ち着いた場所で聴くようなイメージ。高級なレストランのイメージが強いですね。落ち着いてご飯を食べたりとか、ワインも合いそうですね。お友達と聴くのも良いと思いますし、大切な人と聴くのも、雰囲気も作れて良いと思います。」
◎田中理恵主演「クール・ストラッティン」MV
http://youtu.be/PxHQ5YkWOOE
◎「ジャズの100枚。」キャンペーンサイト
http://www.universal-music.co.jp/jazz100
◎リリース情報
ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』
UCCU-99006 1,080円(tax in.)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像