2014/08/21
現代音楽の祭典【サントリー芸術財団 サマーフェスティバル 2014】が8月21日にサントリーホールで開幕する。古代楽器を現代に甦らせ世界に発信してきた木戸敏郎の企画公演、パスカル・デュサパンの委嘱新作、芥川作曲賞選考演奏会と、盛り沢山の内容だ。
雅楽や古代楽器を現代によみがえらせ、世界に発信してきた音楽プロデューサー木戸敏郎氏を迎えた「ザ・プロデューサー・シリーズ」では、3企画を開催。<始原楽器の進行形>では、氏が長年取り組んでいる始原楽器のための作品を紹介する。<20世紀の伝言>では、国立劇場がシュトックハウゼンに委嘱し、1977年に初演された「歴年」雅楽版を37年ぶりに新演出で、<21世紀の応答>では、そこから始まった巨大オペラ『リヒト(光)』の一部である「歴年」洋楽版を新演出で上演する。
またサントリーホールが、1986年の開館以来委嘱初演を続けてきたシリーズ、新監修者の細川俊夫氏が選んだ初めてのテーマ作曲家は、独自の音楽を追求するパスカル・デュサパン氏。氏の委嘱新作をはじめ、氏が強い影響を受けた作品や若い作曲家の作品などを、管弦楽と室内楽で紹介する。指揮にアレクサンダー・リープライヒ、メゾ・ソプラノにナターシャ・ペトリンスキーを迎え、アルディッティ弦楽四重奏団が管弦楽と室内楽の両公演で出演する。
そして 故芥川也寸志氏の功績を記念して1990年に創設された「芥川作曲賞」では、前年に国内外で初演された日本人新進作曲家による交響管弦楽曲の中から、もっとも清新かつ将来性に富む作品1曲を、公開の演奏選考会形式により選定し贈賞している。今年は稲森安太己、大西義明、鈴木純明の3氏の作品が候補に選ばれており、候補作品3曲の公開演奏会終了後には、ステージ上で公開選考を行う。さらに候補3作品の演奏前には、第22回受賞者である新井健歩氏の新作が初演される。text.yokano
◎開催概要
【サントリー芸術財団 サマーフェスティバル 2014】
日程:8月21日(木)~31日(日)
会場:サントリーホール
サントリー芸術財団サマーフェスティバル公式ホームページ
http://suntory.jp/summer/
サントリー芸術財団ホームページ
http://suntory.jp/SFA/
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